井上尚弥、チャリティチャレンジ成功!協力した子どもたちから直球質問「次の試合勝てますか?」

プロボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥が21日、都内でアンバサダーを務めるスイスの高級時計ブランド「HUBLOT(ウブロ)」の「HUBLOT × 井上尚弥チャリティイベント」に参加し、男女15人の子どもたちにボクシング指導した。

ウォーミングアップのあと、ボクシングの構えからジャブ、ワンツーの打ち方をやさしく教えた井上。自らミットを装着して一人ひとりミット打ちの指導も。

また、パンチングマシーンの計測によるチャリティチャレンジで井上は「拳を痛めるといけないので7割の力で」と言いつつ、124キロをマーク。子どもたち15人と協力し合い、ハードル設定された合計1000キロを突破する1116キロを叩き出し、HUBLOT(ウブロ)から200万円の寄付金額をゲットした。なお、寄付金は主催者からユナイテッド・スポーツ・ファウンデーションに届けられる。

トークショーでMCから「時代、階級を超越して対戦してみたい選手は?」と聞かれた井上は、「井上尚弥と戦いたい」と即答。「井上尚弥とスパーリングしたとしたら、これはどうなるのか。どこが差となって勝ち負けが決まっていくのか。実現不可能ですけれどね。自分がどう考えて、同じ考えの相手をどう崩していくのか、パズルのように考えています」とコメント。また、子どもたちからの「次の試合には勝てますか?」の直球質問に「勝てるように準備していきます」と意気込みを語っていた。

囲み取材では、年末に予定されている、WBAスーパー、IBF世界同級王者のマーロン・タパレス(フィリピン)との世界4団体統一戦に向けた対戦交渉について「うまく進んでいると聞いている。もうタパレス戦に向けて練習している」と、実現に向け順調に進んでいることを強調。スパーリングも始めたという。また、「ここから上の階級は体格、骨格的に大きなところへのチャレンジになるが、常に挑戦していきたい」と、近い将来のフェザー級転向をはっきりと口にした。「自分でもどこをゴールにしていいかまだ分かっていないが、最高のボクシング人生だと思って終われるのが一番のゴール」と王者の心境を明かしていた。

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