横浜中華街の十五夜「中秋節」、お供は月餅で 29日に「お月見鑑賞会」

「ぜひ月を見ながら伝統芸能を楽しんで欲しい」と話す竹本さん=横浜市中区

 日本の十五夜に当たる中国の「中秋節」に、中国を代表する焼き菓子「月餅」を食べながら月を観賞する「お月見鑑賞会」が29日、横浜中華街山下町公園(横浜市中区)で開かれる。

 中秋節は中国三大節句の一つで、鑑賞会では4千年の歴史を持つとされる中国舞踊「変面」や伝統的な弦楽器・古箏(こそう)などの演奏を楽しむことができる。月に見立てた丸い月餅を家族で分けながら食べる中国文化に倣い、当日は来場者に3種類の月餅を配布する。中華街で普段販売している月餅に加え、「中秋節」限定の一品も含まれている。

 横浜中華街発展会協同組合の竹本理華常務理事(51)は「中国の文化を継承しつつ、まずは、このイベントを楽しんでほしい」と多くの来場に期待を込めた。

 午後5時半~7時。入場料2200円(月餅や飲み物、ちょうちんなど含む)。チケット販売は25日まで。問い合わせは同組合電話045(662)1252。

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