全国高校ラグビー長崎県大会 組み合わせ決まる 10月22日開幕

全国高校ラグビー県大会のトーナメント表

 第103回全国高校ラグビー大会(12月27日開幕・大阪府東大阪市花園ラグビー場)の出場権を懸けた長崎県大会の組み合わせ抽選会が19日、諫早市内で行われ、出場14チーム(20校)の対戦相手が決まった。10月22日~11月23日の期間中の5日間、大村市の県営放虎原ラグビー場などで熱戦を繰り広げる。
 花園切符争いは1月の県新人大会、6月の県高総体ともに決勝で対戦した長崎南山、長崎北陽台の2強がリード。県高総体4強の長崎北、島原工が追う展開で、海星、大村工、諫早農なども上位に絡む力を培ってきた。
 長崎南山は今季、県内公式戦無敗。持ち味はバックスの展開力で、高校日本代表候補のCTB後藤をはじめ、SH山下蓮、SO土橋、WTB末永ら好選手がそろっている。FWの主軸はプロップ本山、谷口、フランカー長渕、ナンバー8桑原。強さと速さを兼ね備えており、本山はU17日本代表に選出されている。6年ぶりの花園切符獲得へ準備は整った。
 6連覇を目指す長崎北陽台は春シーズンまで攻守のまとまりを欠いていたが、例年同様、夏を経てチーム力を上げてきた。ナンバー8久保、フッカー齊藤、ロック下田、U17日本代表のプロップ田﨑凛らを軸にしたFWは力強く、バックスもSO山口幸、CTB新垣、中田ら2年生が成長。今回は挑戦者として本番に臨む。
 長崎北は県選抜メンバーのSO吉田、フッカー福田らが主力。県高総体からメンバー入りしていた期待の1年生たちが、どこまで力をつけてきたかがポイントか。島原工はCTB田中、SO北尾、県選抜メンバーのナンバー8古賀らが攻守の要となってチャレンジする。海星-長崎工の2回戦は屈指の好カードになりそうだ。
 決勝は11月23日午後2時から、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場で行われる。

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