日本時間9月23日、MLBは15試合が予定されている。
また、日本人選手以外ではあるが一番に注目したいのはマリナーズとレンジャーズの一戦だ。両チームは現在84勝68敗で同率の2位。しかも0.5ゲーム差で1位のアストロズを追っており、ワイルドカードでも3位となっている。わずか0.5ゲーム差で地区優勝か、それともプレーオフに進出できないかが決まるというまさに天国か地獄。息詰まる熱戦になること間違いなしだ。
両チームの先発はマリナーズが新人のブライス・ミラー、レンジャーズが初の規定投球回到達を目前に控えるデーン・ダニング。今季大きく飛躍を遂げた2人の投げ合いとなる。打撃戦になればレンジャーズに分があるが、終盤の接戦ならばマリナーズ有利だ。どのような展開になるか注目したい。
なお、わずか0.5ゲーム差で二球団の上を行くアストロズはロイヤルズと対戦する。すでに102敗を喫しているロイヤルズだが、明日の先発は8月の月間最優秀投手に選ばれたコール・ラガンス。前回登板もアストロズ戦だったが、この時は5失点ながら6回で7奪三振を奪っており、ボールの威力は確かだ。油断すれば抑え込まれる可能性は十分にあるだろう。
鈴木誠也が所属するカブスは本拠地リグレー・フィールドでロッキーズを迎えての3連戦第一戦。現在ナショナル・リーグ最低勝率のロッキーズだが、最近10試合に限れば5勝5敗の5分で来ており油断は禁物だ。もしここで足をすくわれることがあればいよいよプレーオフ進出は厳しさを増す。
今日のパイレーツ戦では終盤に猛烈な追い上げを見せるも及ばず敗戦。8月までの快進撃とは裏腹に、9月以降なかなか思うように勝利を手にすることができないカブスだが、ここが正念場だ。なんとかチームを立て直し、10月の戦いへ向かいたい。鈴木誠也は苦しむチームの起爆剤になれるだろうか。
吉田正尚が所属するレッドソックスはホワイトソックスとの紅白対決。両チームともに下位に沈む状況であり、なにか来季への収穫を得たいところだ。相手先発は不調に苦しむエースのディラン・シーズ。吉田の出番はあるだろうか。
ラーズ・ヌートバーが所属するカージナルス敵地サンディエゴでカージナルスと対戦する。パドレスは最近好調で現在7連勝中。スター集団なだけに勢いに乗った状態で戦うのは厄介だ。1番打者のヌートバーには相手の出鼻をくじくような打撃を期待したい。
藤浪晋太郎が所属するオリオールズはガーディアンズと対戦する。オリオールズの先発はトミー・ジョン手術からの復活を期すジョン・ミーンズ。ここ2試合はなかなか三振が奪えず苦しむ場面も見られるが、要所を抑えている。地区優勝、そしてプレーオフを戦う上でもかつてのエースの復活は不可欠だ。好投を期待したい。また、アストロズ戦では打ち込まれた藤浪は、舞台を変えて本来の投球を取り戻せるだろうか。
9月23日（日本時間）の試合は以下の通り。
3:20 ロッキーズ＠カブス【鈴木誠也所属】【SPOTV NOW】【JSPORTS3】
7:40 ブリュワーズ＠マーリンズ
7:40 ブルージェイズ＠レイズ【SPOTV NOW】
7:40 パイレーツ＠レッズ
8:05 ダイヤモンドバックス＠ヤンキース
8:05 メッツ＠フィリーズ
8:10 ホワイトソックス＠レッドソックス【吉田正尚所属】【SPOTV NOW】【ABEMA】【NHK BS1】
8:10 オリオールズ＠ガーディアンズ【藤浪晋太郎所属】【SPOTV NOW】
9:05 マリナーズ＠レンジャーズ【SPOTV NOW】
9:10 エンゼルス＠ツインズ【SPOTV NOW】【ABEMA】【JSPORTS3】
9:10 ロイヤルズ＠アストロズ
10:40 カージナルス＠パドレス【ラーズ・ヌートバー所属】【SPOTV NOW】
10:40 タイガース＠アスレチックス
11:10 ジャイアンツ＠ドジャース
