「W杯での活躍でバロンドール候補になった」意外な5名のスター

サッカー界において最も権威ある個人賞といえる「バロンドール」。リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、ルカ・モドリッチらが手にしてきた、世界最高の選手の証明でもある。

今回はそんなバロンドールの候補になった「意外なワールドカップでのヒーローたち」をご紹介する。

エル・ハジ・ディウフ

代表:セネガル

バロンドール候補になった年:2002

多くの驚きがあった日韓ワールドカップ。その最初のサプライズだったのが初出場だったセネガル代表の躍進であり、開幕戦でディフェンディング・チャンピオンのフランス代表を撃破し、ベスト16にまで進出した。

そのエース的存在だったのがエル・ハジ・ディウフで、大会後にはその高い技術とスピードに魅了されたリヴァプールに引き抜かれている。そしてバロンドール候補にも選出された。

稲本潤一

代表:日本

バロンドール候補になった年:2002

日韓ワールドカップに出場した日本で最も輝いた選手といえる稲本潤一。アーセナルに所属していたものの出場機会がない状態となっていた彼であるが、青いユニフォームを着て臨んだ大会で2ゴールを奪取。日本の史上初となるベスト16進出の立役者となった。

そしてこの大会のあとにフラムへと移籍し、プレミアリーグでも活躍の場を与えられることに。そして同じく開催国だった韓国のソル・ギヒョンらとともにバロンドール候補になっている。

ティム・ケイヒル

代表:オーストラリア

バロンドール候補になった年:2006

日本代表の天敵であった小さなへディンガー、ティム・ケイヒル。2006年のワールドカップではフィリッポ・インザーギやディディエ・ドログバ、ラウール・ゴンサレスらを上回るゴールを決め、ブラジル、クロアチア、日本と同居した難しいグループで決勝トーナメント進出を成し遂げた。

ラウンド16では最終的に優勝者となるイタリアとの試合でも躍動し、敗れたもののインパクトを残した。そしてこの年のバロンドール候補にノミネートされている。

エディソン・メンデス

代表:エクアドル

バロンドール候補になった年:2006

2006年のワールドカップでベスト16に進出したエクアドル代表。決勝トーナメント1回戦でイングランドを相手に敗れてしまったものの、その中でエディソン・メンデスはウイングとして見事なプレーを見せた。

大会を通して2アシストを決めた彼はこのあとPSVアイントホーフェンへと移籍し、ヨーロッパに進出。さらにバロンドール候補にもなったものの、オランダでは選手としてそこそこ活躍しつつも生活に馴染めず3年でエクアドルへと戻っている。

アサモア・ギャン

代表:ガーナ

バロンドール候補になった年:2010

2010年のワールドカップ準々決勝で行われたガーナ対ウルグアイの試合を忘れる者はいないだろう。延長戦でルイス・スアレスが故意のハンドで退場となり、それによって得たPKをアサモア・ギャンが外した試合だ。

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ガーナはそれによって敗れたもののエースのアサモア・ギャンは大活躍を見せ、アフリカの国として貴重なベスト8進出に貢献。その後加入したサンダーランドでも活躍を見せ、バロンドール候補にノミネートされた。

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