【MLB】シェーン・ビーバーが故障から復帰予定 2020年のサイ・ヤング賞投手

写真:明日登板予定!ガーディアンズの「NOT JUSTIN」シェーン・ビーバー

2020年のサイ・ヤング賞投手が帰ってくる。日本時間9月23日のオリオールズ戦で、ガーディアンズがシェーン・ビーバーを先発させることが濃厚となった。ビーバーは7月9日の登板後に右肘の炎症を訴え、同15日に故障者リスト入り。その後治療とリハビリを経て投球練習を再開していた。

ビーバーはその後リハビリ登板として9月12日にAA級のアクロンで先発登板。3 2/3イニングで64球を投じた。さらに17日にはAAA級コロンバスで登板し、3 2/3イニングで7奪三振を奪う投球を見せたことでMLB復帰へゴーサインが出たようだ。

先発投手の育成に定評があるガーディアンズだが、今季は先発投手不足に悩まされた。ビーバーとトリストン・マッケンジーが6、7月に相次いで離脱すると、ザック・プレザックは状態が上がらずついにDFAに。チームは8月のトレードデッドラインでドジャースからトレードでノア・シンダーガードを獲得したほか、エンゼルスからウェーバー公示されていたルーカス・ジオリトも獲得。投手陣の穴を埋めるべくやりくりを続けてきた。

ビーバーは明日の登板で80球ほどを目処に投げる予定だ。また、マッケンジーもすでに二度のリハビリ登板を終えており、今週日曜日の試合で登板を予定している。シーズンの最後でようやくローテーション投手が概ね復帰することになりそうだ。あとは9月18日に離脱したルーキーのタナー・バイビーだが、こちらはイニング数も考慮しこのままシーズン終了になる予定。報道を見る限り症状はそれほど重いものではなく、来季の開幕には問題なく登板できそうだ。

今季は優勝を逃したガーディアンズだが、チームは投打ともに優秀な若手を多く抱えている。来季の地区優勝争いに参戦する可能性は十分にありそうだ。

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