立腹…車で急ぐ会社員ら、交差点でぶつかりそうだった歩行者を襲う 車から降り、顔面骨折させ逮捕 じつは直前にコンビニで、男性の顔面を蹴飛ばし、重傷を負わせ逃げていた

交通トラブルで殴る 容疑の男2人再逮捕

 昨年8月、埼玉県川口市内のコンビニエンスストア駐車場で男性に暴行を加えるなどして男2人が逮捕された事件で、川口署は20日、別の男性に暴行し、けがさせた傷害の疑いで草加市新里町、会社員の男(23)と川口市青木1丁目、会社員の男(23)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は共謀し、昨年8月6日午後10時15~18分ごろ、川口市青木5丁目地内の路上で、交通トラブルになった男性=当時(43)=の顔を複数回殴るなどの暴行を加えて、左頬骨骨折など約2週間の傷害を負わせた疑い。

 署によると、コンビニで暴行後、男らは車両で逃走中に、交差点で歩行者の男性と出合い頭にぶつかりそうになったことに腹を立て、車から降りて男性の顔などを殴打。その後、再び逃げた。同日午後10時50分ごろ、犯行を目撃していた女性が119番。防犯カメラの精査などから2人の犯行を特定した。

 署は今年8月31日、コンビニの駐車場でトラブルになった男性=当時(54)=の顔を足蹴りして重傷を負わせた草加の男を傷害容疑で、同容疑者を自身の車両に乗せて逃げた川口の男を犯人隠避容疑で逮捕し、余罪を調べていた。署は共犯事件で捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていない。

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