現地時間2023年9月20日、ウィル・スミスの妻で【エミー賞】受賞女優のジェイダ・ピンケット・スミスが、高校時代から親友だったラッパーの故2パック（トゥパック・シャクール）と一緒に踊りながら1988年の楽曲「Parents Just Don’t Understand」に合わせてリップシンクしている10代の頃の可愛らしい動画を公開した。この楽曲はDJジャジー・ジェフ＆ザ・フレッシュ・プリンス、つまりジェイダの夫ウィル・スミスによるものだ。
動画に添えた文章とナレーションで彼女は、「フレッシュ・プリンスと私が、その、とても親しくなるなんて夢にも思いませんでした。3人の人生が、（2パックとウィルの）運命がこれほどまでに絡み合うなんて思いもしませんでした。そして……この動画が、パックと私が単に一緒に子供だった最後の時の、具体的な思い出になるとは想像もしていませんでした。パックと私が、高校2年生の時にジャジー・ジェフ＆ザ・フレッシュ・プリンスの“Parents Just Don't Understand”をリップシンクしているところです。誰がそんなことを思っただろう？」と述べている。
このキャプションは、ジェイダの近刊回顧録『Worthy』からの抜粋のようだ。この動画で彼女は、ゴールドのチェーン・ネックレス数本に黒いトップス、グレーのショートパンツを身につけ、真っ黒のタンクトップに黒のアンクルパンツ、同じようなゴールドのチェーンを身につけた2パックと曲に合わせてリップシンクやダンスを披露している。時代を反映したヘアスタイルと視覚効果が、このヴィンテージ・ムービーの完成度を高めている。二つ目の投稿で、彼女は二人のリップシンクについて“ひどい出来”とジョークを飛ばしている。
ヒップホップ・デュオ、DJジャジー・ジェフ＆ザ・フレッシュ・プリンスの片割れだったウィル・スミスは、1988年の『He's the DJ, I'm the Rapper』からの2ndシングルとして「Parents Just Don't Understand」をリリースした。この曲は米ビルボード“Hot 100”で12位を記録し、【グラミー賞】の＜最優秀ラップ・パフォーマンス＞を受賞した。ジェイダの最初の投稿のコメント欄には、DJジャジー・ジェフが“めちゃくちゃすごい”と書き込んでいる。
1996年に2パックが不幸にも他界して以来、ジェイダはしばしば公の場で彼との思い出を語ってきた。2017年には、彼と初めて会った時に自身が麻薬の売人だったことを明かし、2021年には彼の未発表の詩を公開した。2パックが存命中、ジェイダは彼の「Keep Ya Head Up」と「Temptations」のミュージック・ビデオに出演し、性的虐待で有罪判決を受けた彼の保釈金10万ドル（約1480万円）を負担した。正式に交際していなかったものの、二人の信じられないほど親密な友情は、特に彼女とウィルの“もつれ”論争が明るみになってから、世間の議論の的となっている。
ジェイダ・ピンケット・スミスの回顧録『Worthy』は10月17日に出版される予定だ。
