コロナ病床使用率 改善32.6% 県内直近1週間 高齢感染者が減

 岡山県は22日、直近1週間(11~17日)の新型コロナウイルスの感染状況をまとめた。医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率は32.6%となり、前週(4~10日、37.4%)から4.8ポイント改善した。高齢の感染者が減ったことが影響しているとみられる。

 県内84の定点医療機関から報告された感染者数は1356人(前週1466人)で、1機関当たりでは16.14人(17.45人)と3週ぶりに減少。とりわけ重症化リスクの高い高齢層の減少が目立ち、80代以上が約4割、60代と70代も1~2割程度減った。

 病床使用率の改善は2週連続。他の指標では入院者数が301人(369人)と減少した一方、重症者用病床使用率は25.0%(12.5%)と悪化した。

 県保健医療部は「行楽期を迎えて外出する機会が増えるだろうが、体調が悪いときは控えたり、外出先で感染対策をしっかり取ったりしてほしい」としている。

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