大雨から2週間 茂原市で復旧進む 営業再開する店も

大雨から2週間 茂原市で復旧進む 営業再開する店も

 台風13号の接近に伴う大雨から、9月22日で2週間です。

 2000棟近い住宅が浸水被害に見舞われた千葉県茂原市では、復旧作業が続く一方で、通常営業を再開する飲食店なども見られました。

 2週間前の大雨では、茂原市内を流れる一宮川やその支流が氾濫し住宅や飲食店などに甚大な被害をもたらしました。

 川の近くの商店などでは22日も、清掃や片付けなどの復旧作業が行われました。

 こちらのクリーニング店では客から預かった衣類などを別の店舗に移して清掃作業を進め、被災してから1週間で仮設店舗での営業再開にこぎつけました。

 街の人は―
「(復興は)ずいぶん進んだと思うが(こうした被害は)3回目くらい」 「(この辺りは)川の近くなので水のあれ(対策)は早くしてほしい」

「いつも同じ場所が水没しているというか、またあそこがかと…。何とかならないかなと」

 一方、一宮川沿いの創業45年の懐石料理店は、4年前の台風19号でも浸水被害を受けていて、当時、買い換えた多くの厨房器具が今回の大雨で使えなくなり、被害総額は、約3000万円に上りました。

 新規事業のために4か月前に500万円ほどで購入したレトルト食品を作る機械も買い替えが必要になるなど、厳しい状況の中21日までに冷蔵庫の買い替えや、畳の張替えを終えて22日から通常営業を再開させたということです。

 株式会社竹りん 新沢敏夫 代表取締役
「仕方ない。ここに住んでいる以上、水と対応するのは」
「これだけの建物をどこかに移動するなんて簡単にできることではないし、諦めつつもいろいろ頑張って商売やってまだまだ頑張りたい」

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