囲碁、上野が女性初の新人王 トップへの登竜門

上野愛咲美女流名人

 囲碁の若手棋戦、第48期新人王戦決勝3番勝負の第2局は22日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、上野愛咲美女流名人(21)が姚智騰六段(25)を破り、対戦成績2勝0敗で優勝した。トップ棋士への登竜門といわれる同棋戦で、女性が優勝するのは初めて。

 新人王戦は持ち時間各3時間。決勝は3番勝負で争われ、歴代優勝者には井山裕太二冠や一力遼二冠らがいる。女性では、青木喜久代八段(1997年)と上野女流名人(2021年)の準優勝が最高成績だった。

 2度目の決勝で新人王を獲得した上野女流名人は「結果がついてきて、うれしい」と喜びを語った。

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