「寒くなる頃に流行が重なると…」 コロナワクチン“秋接種”はじまる 接種すべき?専門家は…

愛媛県では、新型コロナワクチンのいわゆる“秋接種”が20日から始まりました。

初回接種を終えた生後6か月以上の全ての人が受けられますが、今回から国が接種を促す努力義務の対象が、高齢者と重症化リスクの高い人に限定されています。

県によりますと、国からのワクチン供給量が限られているため、接種の開始時期や順番などは自治体ごとに異なるという事です。

なお無料で接種を受けられるのは、2024年3月末までとなっています。

そして、インフルエンザとの同時流行が心配な状況になっています。

県立衛生環境研究所の四宮所長は、「現時点でかなり同時流行していると知ってほしい」と警鐘を鳴らしています。

また現場で診察にあたる村上循環器科の村上医師も、現在の流行が一度ピークを超えたとしても、「寒くなる頃に流行が重なると医療現場、学校現場も混乱するのではないか」と懸念していて、2人とも接種の検討を促しています。

若い人であっても、同時に感染すると重症化する恐れもあるということですが、ワクチン接種のメリットと副反応などのリスクを確認した上で、主治医や家族とも相談し、検討してみるのも一つかもしれません。

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