先発機会減少中のミュラー、チームファーストの持論を展開 「良い選手がたくさんいる」「チーム全体が機能することも重要」

[写真:Getty Images]

バイエルンのドイツ代表MFトーマス・ミュラーがベンチスタートに対する考えを述べた。ドイツ『ビルト』が伝えている。

2008年にファーストチームデビューを飾って以降、バイエルンで通算671試合に出場している34歳のミュラー。20日に行われた直近のチャンピオンズリーグ(CL)グループA第1節マンチェスター・ユナイテッド戦では、87分から途中出場していた。

結果的にバイエルンはこの試合を4-3で制し、ミュラーにとってはこれがCLでの通算100勝目となっている。これはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの95勝を上回る数字であり、ミュラーの上には元スペイン代表GKイケル・カシージャス氏の101勝、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの115勝が立ちはだかる。

そんな記念すべき勝利の後、取材に対応したミュラーは、先発から外れることが多くなっている現状についてコメント。スタメンに入れなくてもチームに貢献する姿勢を崩さないチームファーストの見解を述べた。

「攻撃的な選手にはたくさんの選択肢がある。コーチングスタッフは自分たちの知識と良心を最大限に生かして決断する。僕たち選手はいつだって自分がスタメンに選ばれるよう状態を整えなければならない。そうでないなら、チームメイトをサポートする。バラ色の不思議な世界の話のように聞こえるかもしれないが、今の僕たちは本当にこんな感じなんだ」

「チームには良い選手がたくさんいるし、自分たちがエネルギーに満ち溢れているのを何度も何度も見てきた。チーム全体が機能することも重要だ」

トーマス・トゥヘル監督率いる今シーズンのバイエルンは、DFLスーパーカップでこそRBライプツィヒに勝利を譲ったものの、その後はリーグ戦とCLで無敗を継続中。その間、ミュラーは2試合で先発起用され、3試合はベンチスタートとなっている。

© 株式会社シーソーゲーム