立花孝志氏 4度目請求でガーシー被告保釈の理由推察「暴力団や反社とのつながりなかったと証明されたこと」

政治団体NHKから国民を守る党党首で、国政政党・政治家女子48党の立花孝志氏(56)が21日、ガーシー被告が保釈されたとの報を受け、よろず~ニュースの取材に「本当に良かった。ガーシーが希望していたことだし、保釈されたということは罪が軽いということ」と喜んだ。

立花氏は、19日に東京地裁で行われたガーシー被告の初公判を傍聴した。「暴力団や反社とのつながりを心配していたが、出なかった。闇社会とのつながりがなかったと証明されたことが保釈につながったのでは」と話した。

これまで3度の保釈申請は認められなかった。初公判で芸能人らを脅迫したとした起訴内容をガーシー被告が認めたことも、検察の心証を良くしたのではとの見方だ。「正直に話して、謝らなければ方向は違っていた。最終的に弁護側が、脅迫の常習性を争うとした。弁護側には、ヤメ検の弁護士もいる。検察の準抗告もなかったから、根回しというか話はついていたのではないか」と推察した。

一部では実刑との見方もあるが、立花氏は「罪が軽い可能性もある。保釈されて実刑だったホリエモンの例もあるので安心はできないけれど(懲役)5年ということはない」とした。「ガーシーも言いたいことはあるだろうが、芸能事務所の言っていることがおかしいということは、ジャニーズの件などで世の中に浸透している。早く認めて、自由の身になった方がいい」と呼びかけた。

ガーシー氏支援を表明している立花氏だが「彼を(参院選に)誘ってこうなってしまったので、僕のことを恨んでいる可能性もある」と思いをめぐらせた。「ガーシーが僕のことを信頼していて、会いたいという話があって、2人の意思が固められたら会いたい」として、保釈後すぐに声をかけるということはしなかった。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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