宮城弥生、兄・大弥とのキャッチボールは「小3頃から手が痛くなった」 オリックスの始球式にも意欲

プロ野球のオリックス・宮城大弥投手(22)の妹でタレントの宮城弥生(17)が、20日に配信されるコナミデジタルエンタテインメントの新作モバイルゲーム「パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード」のウェブCMに出演する。初のCM撮影を終えた弥生が、兄・大弥との幼少期の思い出などを語った。

幼少期はよく大弥、父・享さんと3人でキャッチボールをした。大弥の投げるボールはどんどん強くなっていったといい「兄が小3くらいになってから手が痛くなりました」。その後はお父さんのグローブに手に沿える形でボールを受けた。また、母・礼子さんからファミコンの「パワプロ」でも2人で一緒に遊んでいた話を聞いたが、当人たちの記憶には残っていなかったようだ。

そんな”お兄ちゃん”が少し冷たくなったのは、興南高校に入学後、寮生活に入ってからだという。「一緒に住んでいる時はそこまでだったんですけど」とさみしそうにつぶやいた弥生。現在も弥生から連絡することがほとんどだという。「『試合見に来る?』などそういう連絡だけ来ます。頻繁に連絡してほしいという思いもありますが、兄も忙しいので」と理解を示した。

大弥は沖縄の興南高校で1年夏、2年夏、甲子園に出場。兄が1年夏に聖地の土を踏んだ際、弥生は「ただの試合だと思って見ていました。負けたときにお兄ちゃんが泣いたのを見て、とても重要な大会だったんだなと知った」と明かした。1年後は全力で応援。マウンドでの姿は「かっこいいです」と胸を張る。

弥生は大弥が出場した3月のWBC期間中にメディアの注目を集め、「かわいい」「美少女」などとネット上で話題になった。反響を受け、複数の芸能事務所からスカウトの声があり、5月からホリプロに所属。幼少期からの憧れだった芸能界に飛び込んだ。迷いもあったというが、大弥の「迷ったらやれ」という言葉が頭に。芸能の勉強ができる大阪の高校に進む際に言われた〝金言〟に再び背中を押された。「自分がどっちにしようと迷ったときに、今後につながる方を選ぶようにしています」と語った。

来春に高校卒業後はタレント業を中心に活動していく。女優業、化粧品のCM、スポーツバラエティー番組出演のほか、オリックスの試合で始球式を務めることも目標の1つだ。「今は、ただ遠くに投げることはできると思う。コースに決めるために練習したいです」と意気込んだ弥生。いつか大弥の登板前にマウンドに立つ日が来るかもしれない。

初のCM出演を果たした宮城弥生
初のCM出演を果たした宮城弥生

「パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード」は、弱小高校の野球部監督として甲子園常連校、全国制覇を目指すゲーム。CM撮影では野球部のマネジャーを務めた高校生役、OBとして久々に部室を訪れた大学生を演じ分け、苦戦しつつも「アイドル編」「栄冠ナイン編」「魔物編」の3パターンをやり遂げた。兄に内緒で撮影に臨んだという弥生は「ドッキリみたいに驚かせたい」とニヤリ。気になる反応については「笑いはしないと思います。たぶん一言で、3文字以内に終わると思います」と期待薄めに予測した。

初のCM出演を果たした宮城弥生

(よろず~ニュース・松田 和城)

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