広島空港で上海線が運航再開 空港機能も拡大へ

広島と中国の上海を結ぶ定期路線が約3年半ぶりに運航を再開しました。広島空港では設備の拡大も進んでおり、コロナ禍前のにぎわいが戻りつつあります。

運航再開の第一便は22日午前11時半、広島空港に到着しました。

■小池悠太記者

「乗客およそ120人を乗せた上海便です。3年半ぶりに広島空港に入りました」

中国東方航空が運航する上海線は、新型コロナの影響で2020年3月から運休していました。22日は、運航再開を祝うセレモニーも開かれ、中国の伝統芸能が披露されました。

7路線あった国際線全てが運休となっていた広島空港ですが、2023年に入り運航再開が続いています。1月の台北を皮切りにソウル、大連北京に次いで上海線が4路線目です。当面は月曜・水曜・金曜の週3往復で運航されます。

■乗客

「コロナ前に結構乗っていたのでまた戻ってきて嬉しかったですね」

■乗客

「本当にいつ直行便が再開するか待ってたけどやっとようやく再開できてすごくうれしいです」

■広島国際空港・坂本織也副社長

「中国の方もいっぱいいらっしゃると思いますし広島のいいところ中四国、特に瀬戸内・山陰をもっとアピールしていきたい」

一方、23日からは空港ターミナルビルの東側で増設工事が始まります。

3階建て、延床面積およそ3000平方メートルの建物を増設する計画です。

新たに、ラウンジやオープンスペースを整備するほか、災害時に備えた非常用発電機や国内線の搭乗ゲートも増設されるということです。工事は2024年12月末までの予定で、2025年1月の供用開始を目指します。

定期路線の復活に空港の機能拡大も加わりにぎわいを取り戻しつつある広島の空の玄関口です。

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