吉村大阪府知事 万博成功に改めて自信 阪神orオリVパレードにも言及

大阪府の吉村洋文知事が22日、大阪市内で通天閣の点灯式に出席した。今回、通天閣は屋外広告看板をリニューアル。従来のネオン管の使用を廃止し、環境負荷の低いLED照明の使用を一部から全面に切り替えた。また、南面の広告は、従来の文字看板から大型サイネージに変更。ライトアップされた多彩なメッセージを多言語で表示することを可能にした。

吉村知事は1年ぶりのライトアップに「リニューアル、おめでとうございます。通天閣は大阪のシンボル、象徴。再び素晴らしいライトアップができるのを楽しみにしていました」と祝辞を述べた。

また、2025年の大阪・関西万博にも触れ、「必ず成功させますから。大丈夫です。ちゃんとやりますから」と開催に自信をのぞかせ「その時に通天閣さんから素晴らしい大阪のともしびを、希望の光を届けていただけたら」と続けた。

この日は点灯式前にリーグ優勝した阪神、オリックスの優勝パレードを、11月23日に神戸は三ノ宮と大阪は御堂筋を中心に、それぞれ時間帯をずらして行うことを、兵庫県の斎藤元彦知事、関西経済連合会の松本正義会長と正式発表したばかり。

時間やコースの詳細は後日発表される予定で、点灯式後に「どちらか日本一になった場合、通天閣までのパレードは?」の質問を受けると「ちょっと距離がありますねえ。警備もちょっとしんどいかな」とやんわりと否定。また、日本一チームになれば、府として祝福プランがあるかについても明言を避け「両方に頑張ってほしいですね」とかわし、日本シリーズでの関西ダービーを期待していた。

(よろず~ニュース・中江 寿)

© 株式会社神戸新聞社