母親の遺体を遺棄 会社役員の母親の遺体を遺棄 会社役員の男(60)に執行猶予付の有罪判決【長野】男(60)に執行猶予付の有罪判決【長野】

大町市で、60歳の男が自宅に母親の遺体を遺棄した事件の裁判で、被告の男に執行猶予付きの判決が言い渡されました。

死体遺棄の罪に問われているのは、大町市の会社役員の男(60)です。
起訴状などによると2020年11月ごろから今年6月までの間、大町市の自宅に、同居していた母親の遺体を遺棄したとされます。

大町市によると、被告は母親を介護していました。
これまでの裁判で被告は、「うつ病の影響もあり母が死んで混乱した」「親族とトラブルがあり遺体の前に立たせないでほしいという母の遺言があった」などと主張。検察は懲役1年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。

21日の裁判で永井健一裁判官は「事実を隠し続けた悪質な行為」としながら、「反省状況も考慮できる」として、懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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