バルセロナの下部組織「ラ・マシア」が産んだワールドスター、ベスト5

世界でも屈指の育成機関を備えているバルセロナ。ここからクラブのプレースタイルを熟知した選手がトップチームに昇格することにより、その哲学を長い間継承し続けている。

今回はバルセロナの下部組織が産んだ「世界最高のワールドスター」TOP5を『Soccergator』からご紹介する。

カルレス・プジョル

ライオンのたてがみを思わせるような髪型がトレードマークであったカルレス・プジョル。バルセロナのスタイルを体現するラ・マシアから生まれたとは思えないようなタイプの選手であったが、その個性は成功を収めるチームに不可欠なものだった。

デビューからしばらくは右サイドバックとして、そして中堅になってからはセンターバックとして守備面で力を発揮し、その溢れんばかりの闘争心で献身的に戦い、そして類まれなリーダーシップでチームのスピリットを作り上げた。

ジョゼップ・グアルディオラ

今や伝説的な監督の一人となったジョゼップ・グアルディオラ。13歳でバルセロナの下部組織に加入し、ウインガーとしてプレーしていたものの、ヨハン・クライフ監督によってボランチとしての能力を見出された。そしてトップチームに引き上げられ、ギジェルモ・アモールを置き換える形でレギュラーを奪取した。

20歳にしてリーガ優勝、チャンピオンズカップ優勝を経験し、それから長くチームの中心選手として活躍。後継者となったチャビ・エルナンデスにも大きな影響を与え、バルセロナの歴史を紡ぐ存在となった。

アンドレス・イニエスタ

バロンドールなどの個人的な表彰には恵まれなかったものの、今なお世界最高のミッドフィルダーだったという声も多いアンドレス・イニエスタ。狭いスペースを利用させれば達人級のスキルがあり、前線であれば様々なポジションをこなせる器用さがあった。

チャビ・エルナンデスやセルヒオ・ブスケツらとともにバルセロナの象徴的なスタイル「ティキ・タカ」の中核となり、チャンピオンズリーグやリーガのタイトルを何度も掲げている。

チャビ・エルナンデス

アンドレス・イニエスタが筆ならば、チャビ・エルナンデスは絵を描く人だった。彼の比類なきゲームビジョンとサッカーへの知性は限りないものがあり、間違いなくバルセロナの歴史上最高のセントラルMFであった。

バルセロナのスタイル「ティキ・タカ」は彼がいてこそ成り立つものであり、的確なタイミングでのターン、長短様々なスピードやテンポでコントロールするパス、チャンスを仕留める一発の球出しなど様々なプレーを実現させた。

リオネル・メッシ

もちろんラ・マシアの頂点に立つのはリオネル・メッシである。バロンドールを7回受賞している彼は、もちろんバルセロナに限らずとも世界最高の選手であり、その天才性を言葉で説明することも難しい。

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比類なき技術に裏打ちされたドリブル、効率を極めた歩きとポジショニング、そして圧倒的な得点力。テレビゲームでしか実現できなかったようなことをピッチで作り上げた選手だ。

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