【ラグビー・リーグワン横浜】廃棄ユニホーム 横浜デザイン学院の学生がグッズに再生 選手を審査員にプレゼンも

雨具としても使えるスリーブコートを制作した横浜デザイン学院の学生たち=15日午後、横浜市西区

 ラグビー・リーグワン1部の横浜キヤノンイーグルスと横浜デザイン学院(横浜市西区)が、選手のユニホームを活用したアップサイクルに取り組んでいる。従来は廃棄していた衣類をエコバッグなどに再生し、オークションで販売。売り上げは地域に還元する仕組みで、産学官が連携して持続可能な開発目標(SDGs)を実践している。

 活用するのは、選手が着用していたユニホームや練習着など約300着。同学院の2年生42人が、エコバックやポーチ、ドリームキャッチャーなどオリジナルグッズに生まれ変わらせた。橋渡し役を務めたヨコハマSDGsデザインセンターによると、約150キログラムの二酸化炭素(CO2)排出量を削減できるという。

 15日にはチームの吉田大亮、三好優作両選手らを審査員に迎え、同学院で「産学官連携プレゼンテーション」を実施。19人の学生がグッズの特徴を紹介した。

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