台風13号に伴う大雨被害で浸水被害が相次いだ茨城県日立市は、支所や消防署などで土のうの無料配布を進めている。台風シーズンに当たり、次の大雨による浸水被害に備えてもらおうと各拠点で約100袋ずつ保管している。
配布場所は、市役所支所6カ所をはじめ、各消防署や道路センター、産業支援センター、河原子交流センター、南部図書館など計16カ所。無料配布は以前から実施していたが、大雨被害を受け、改めて各拠点の在庫が約100袋となるよう補充した。
土のうは、原則として住民が運搬する。高齢者や車を所持していない人については、市に連絡があれば戸別に届ける。市内では大雨による河川氾濫で住宅の塀などが壊れた住宅もあり、市は「二次災害への対策も含め、早めの備えに活用してほしい」としている。