<レスリング>日下尚(三恵海運)が銅メダルでパリ・オリンピック内定…2023年世界選手権・第7日(1)

 

 【ベオグラード(セルビア)】2023年世界選手権第7日は9月22日、当地で前日開始の男子グレコローマン4階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、3位決定戦に回った77kg級の日下尚(三恵海運)が銅メダルを獲得。日本協会の定めた規定によって、来年のパリ・オリンピックの代表に内定した。

オリンピック出場を決め、応援席に向かってガッツポーズの日下尚

 日下は、敗者復活戦を勝ち上がってきた昨年7位のアラム・バルダニャン(ウズベキスタン)と対戦。第1ピリオドで4-0とリードし、第2ピリオドに一本背負いで4点を獲得。8-0のテクニカルスペリオリティ(テクニカルフォール)で快勝し、初の世界選手権出場でメダルを手にした。

 男子グレコローマンでは、2021年東京オリンピックの77kg級で屋比久翔平(ALSOK)が銅メダルを獲得したが、世界選手権で70kg級を超える階級でメダルを手にした選手は初めて。

 敗者復活戦に回った55kg級の尾西大河(早大)はカザフスタン選手に敗れ、上位進出はならなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


男子グレコローマン

 【55kg級】尾西大河(早大)   15位=20選手出場《トーナメント表》
敗復戦 ●[テクニカルスペリオリティ、1:26=0-9]Marlan Mukashev(カザフスタン)

《以下、前日に実施》
2回戦 ●[1-3]Eldaniz Azizli(アゼルバイジャン)
1回戦  BYE

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 【77kg級】日下尚(三恵海運)   3位=45選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[テクニカルスペリオリティ、3:20=8-0]Aram Vardanyan(ウズベキスタン)

《以下、前日に実施》
準決勝  ●[5-7]Akzhol Makhmudov(キルギス)
準々決勝 ○[テクニカルスペリオリティ、3:10=10-0]Iuri Lomadze(ジョージア)
3回戦  ○[4-0]Georgios Prevolarakis(ギリシャ)
2回戦  ○[5-5]Mohammadali Abdolhamid Geraei(イラン)
1回戦   BYE

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