ドナルド・トランプ・ジュニア氏のXアカウントがハッキング被害に 父の前大統領死去などの誤情報

ドナルド・トランプ・ジュニア氏(45)のX(旧ツイッター)アカウントが20日にハッキング被害に遭い、父であるドナルド・トランプ前米大統領の死亡や、長男であるトランプ・ジュニア氏の大統領選出馬などの誤情報が発信された。

トランプ・ジュニア氏の乗っ取られたXアカウントは、「悲しみの中、私の父ドナルド・トランプが亡くなったことをお伝えします。私が2024年の大統領選に出馬します」とツイート。このメッセージの後には、誤情報に対し、ユーザーが事実を確認したり、 補足情報を加えることを可能にした機能「コミュニティノート」が複数続いた。

このほか、「北朝鮮はもうすぐ打倒される」や「ジェフリー・エプスタインとの幾つかの興味深いメッセージがある」といったものや、ジョー・バイデン現大統領を罵倒するコメントもあった。

長年トランプ・ジュニア氏の代理を務めてきているアンドリュー・スラビアン氏は、それらのコメントがハッカーによるものだと発表。トランプ・ジュニア氏は誤情報の投稿が開始してから30分以内にアカウントを取り戻し、それらの投稿を削除するに至っていた。

一方で父親のトランプ氏は、自ら死亡を伝えた誤情報が出た約30分後に、自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルで、何の関係もない投稿をしていた。またトランプ氏の次男エリック氏(39)は、Xに「ドナルド・J・トランプ・ジュニアにアカウントを取り戻して欲しくない。面白過ぎるからね」と冗談のコメントを綴っていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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