角田裕毅、2024年のF1参戦が決定。アルファタウリが契約延長を発表、チームメイトはリカルド

 スクーデリア・アルファタウリは、F1日本GP土曜の9月23日、2024年も角田裕毅がレギュラーF1ドライバーとしてチームに残ると発表した。角田は2021年に同チームからF1にデビュー、来年はF1での4年目を迎えることになる。なお、チームは角田のチームメイトとしてダニエル・リカルドを起用することも明らかにした。リアム・ローソンはレッドブルとアルファタウリのリザーブドライバーを務める。

 角田は2020年にFIA F2でランキング3位を獲得し、2021年にアルファタウリのF1レースシートをつかんだ。F1に日本人ドライバーが参戦するのは、2014年の小林可夢偉以来、7年ぶりだった。

 2021年開幕戦F1バーレーンGPでは、日本人F1ドライバーとしては初となるデビュー戦での入賞を記録、最終戦アブダビGPでは自己ベストとなる4位に入り、シーズンで合計32ポイントを獲得した。

 翌2022年はチームが低迷し、コンストラクターズ選手権9位に終わるなか、角田は4回入賞を達成した。今年、チームはさらに苦戦し、なかなか入賞圏内でフィニッシュすることができないレースが続いたが、3年目の角田は落ち着いて戦い、これまで10位を3回獲得。ドライバーとして成長した姿を見せている。

2023年F1第17戦日本GP 角田裕毅(アルファタウリ)

 今年の角田のパフォーマンスについて、首脳陣は高く評価しており、残留が期待された一方で、ニック・デ・フリースに代わってチームに加わったベテラン、ダニエル・リカルドと、リカルドの負傷により代役を務めるリアム・ローソンも2024年に向けて強力な選択肢であったため、レッドブルが3人のうち誰を選ぶのかに注目が集まっていた。

 アルファタウリ残留が決まった角田は、次のようにコメントした。

「2024年F1シーズンもスクーデリア・アルファタウリに残ることを発表できてとてもうれしいです。チームやダニエルと一緒に戦い、協力し続けることを楽しみにしています。もちろん、残りのシーズンも、そしてそれ以降も、ドライバーとして進歩するために可能な限りプッシュしていきます」

「僕を支え、信じ続けてくれたレッドブルとホンダに感謝しています。パートナーシップを継続できることをとてもうれしく、ありがたく思います」

2023年F1第13戦ベルギーGP 角田裕毅(アルファタウリ)

© 株式会社三栄