トッテナム、ソン・フンミンとの契約を1年延長へ

写真:トッテナムとの契約が2025年6月までとなっているソン・フンミン ©Getty Images

トッテナムが、韓国代表FWソン・フンミンとの契約を1年間、延長する意向を示しているようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

トッテナムでは今夏、契約が2024年6月30日まで1年間となっていたイングランド代表FWハリー・ケインを巡る移籍騒動に直面した。ケインはクラブとの契約延長を望まず、最終的には1億ポンド(約181億3640万円)以上とも言われる移籍金でバイエルンへと移籍した。

こうした事態を避けるために、トッテナムは2025年6月30日までとなっているソン・フンミンとの契約を1年間延長し、2026年6月30日までとすることに熱意を見せているという。従来の契約のままであれば来夏、トッテナムとソン・フンミンの契約は残り1年となり、今夏のケインのような騒動が生まれる可能性があるのだが、契約を延長しておけば騒動を回避できる可能性が高くなる。

実際、今夏にはサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドが移籍金5000万ポンド(約90億7190万円)でのオファーを提示したが、ソン・フンミンは「トッテナムでやり残したことがある」として移籍を拒否していた。

『デイリーメール』電子版によると、現在の契約にはトッテナム側が契約を延長できるという条項が含まれており、これを発動させる予定だという。

現在31歳のソン・フンミンは2015年にレヴァークーゼンからトッテナムに加入し、ここまで公式戦377試合に出場して148ゴールを記録している。今シーズンはウーゴ・ロリスからキャプテンの座を受け継ぎ、プレミアリーグ第4節バーンリー戦でハットトリックを達成するなど活躍を見せている。

© 株式会社SPOTV JAPAN