宇都宮市のバーテンダー・山野井皇さん カクテル大会のファイナリストに

 カクテルづくりの技術を競い合う大会の最終選考会が21日、東京都内で開かれ、宇都宮市のバーテンダー、山野井皇さんが出場しました。飲料メーカーのサントリーが主催するこの大会は、カクテルとバー文化の発展と継承を目的に、1994年から始まり、2023年で29回目です。

 最終選考会には、約400の作品の応募の中から、厳しい選考を勝ちぬいたバーテンダー12人が出場しました。

 12人のファイナリストには宇都宮市にある「BAR YAMANOI」から山野井皇さんが選ばれていて、栃木県からは15年ぶりの最終選考会への進出です。

 今回は「次世代の飲み人に届けたいカクテル」をテーマに、オリジナルのカクテルをつくってその技術や創造性を競います。

 出場した山野井さんは、ウイスキーとフルーツのリキュールなどをベースに抹茶のリキュールで仕上げた、その名も「Braver」で大一番に挑みました。

 選考の結果、最高賞の「カクテルアワード」には東京都の中野賢二さん作「梅雅」が輝き、山野井さんは惜しくもアワードの受賞を逃しました。

 アワードの受賞者には、賞金などが贈られたほか2024年4月から放送予定のアニメ「バーテンダー 神のグラス」のワンシーンに、受賞したカクテルが登場するということです。

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