秋分の日のきょう23日(土)は、まだ関東や九州南部で秋雨前線の影響が残るものの、あす24日(日)は全国的に秋の高気圧に覆われる見込み。そのため、この週末は日曜日ほど絶好の洗濯や行楽日和となりそうだ。秋彼岸の期間のため、墓参りにもいい陽気だろう。
最高気温は東海から西を中心に、まだ30℃以上の真夏日となる予想。ただ、湿度は低いため、これまでのような蒸し暑さではなくカラッとした暑さになりそうだ。
秋分の日は日本海側から秋晴れ広がる
秋分の日のきょう23日(土)は、大陸から秋の高気圧がゆっくりと移動してきている。そのため、日本海側から秋晴れの範囲が広がる見込み。
ただ、秋雨前線の影響が長引く関東や九州南部は雲が広がりやすく、弱い雨が降ったりやんだりとなりそうだ。
また、上空の寒気の影響を受ける北海道や東北北部は晴れ間があっても天気は急変するおそれがある。急な強い雨、落雷、竜巻などの激しい突風やひょうなどに注意が必要だ。
最高気温は、晴れる所を中心に平年並みか高い多い予想。東海から西では依然として30℃以上の真夏日となる所があるものの、湿度は低く、カラッとした暑さとなりそうだ。名古屋は33℃まで上がる見通し。
一方、東京都心の最高気温は25℃の予想。関東は日差しが少なく、北からの風も吹くため、半そで1枚ではやや肌寒く感じられそう。薄い羽織る物があると安心だ。
あす24日(日)は列島晴れ 北日本は気温差大
あす24日(日)になると関東や九州南部も含めて高気圧に覆われ、全国的な秋晴れになる見込み。この週末はあす24日(日)ほど爽やかな空気に覆われ、絶好の洗濯日和や行楽日和となりそう。秋彼岸の期間のため、墓参り日和とも言えそうだ。
西日本や東日本は、朝の気温は21℃前後で過ごしやすい見込み。昼間は引き続き真夏日になる所があり、カラッとした暑さが続きそうだ。北日本は朝晩と日中の気温差が大きくなるため、服装で上手に調節して体調を崩さないようにしたい。
来週は次第に蒸し暑さ戻る 東京は再び真夏日予想
週明け25日(月)以降も西日本や東日本では高気圧に覆われて晴れる日が多いものの、爽やかな陽気は長続きしない見通し。来週半ばごろは、再び南から暖かく湿った空気が流れ込むため、蒸し暑い日が戻りそうだ。東京都心の最高気温は再び30℃以上となり、過去最多となっている年間の真夏日日数をさらに更新する見通し。
9月末になっても秋の気配は一時的となるため、この先はまだまだ熱中症に気を付けて過ごした方がよさそうだ。
（気象予報士・鈴木悠）
