“日本一ヤバい姉弟” 安藤サクラ&山田涼介に大阪が大熱狂!『BAD LANDS バッド・ランズ』公開直前プレミアイベント

『BAD LANDS バッド・ランズ』Ⓒ2023「BAD LANDS」製作委員会

第151回直木賞を受賞した「破門」や、「後妻業」などで人間を突き動かす欲望を描いてきた作家・黒川博行による重厚な傑作小説『勁草』(けいそう)を『検察側の罪人』や『関ケ原』など数々の話題作を手掛けてきた名匠・原田眞人監督が待望の映画化。映画『BAD LANDS バッド・ランズ』が、9月29日(金)より公開される。

姉弟が向かう先は“天国”か“地獄”か?

主演は、『ある男』で「第46回日本アカデミー賞」最優秀助演女優賞を受賞した安藤サクラ。原田眞人監督作品は、本作が初参加となる。壮大なファンタジーと日常感が話題となったテレビドラマ『ブラッシュアップライフ』で主演を務めた安藤が、本作では特殊詐欺を生業とする橋岡煉梨(ネリ)を怪演している。そして、安藤サクラ演じる主人公ネリの弟・矢代穣(ジョー)役には、『燃えよ剣』以来、2度目の原田眞人監督作品の参加となる山田涼介(Hey! Say! JUMP)が抜擢された。

本作で初共演となる安藤と山田の情報が発信されると、SNSを席巻。Twitterトレンドやリアルタイム検索、急上昇ワードなどに関連するワードが独占し、本作でふたりが見せる“姉弟役”の化学反応への期待の声が多く寄せられた。

“日本一ヤバい姉弟”に大阪が大熱狂!

『BAD LANDS バッド・ランズ』より、主演を務めた安藤サクラ、共演の山田涼介、そして原田眞人監督が、実際に映画のロケ地にもなった大阪に凱旋し、豪華絢爛なレッドカーペットが敷かれた<公開直前プレミアイベントin大阪・てんしば>に登場した。

イベントには、映画の公開を心待ちにした1000人もの観客が集まり、降りしきる雨も吹き飛ばすほどゲストの登場をまちわびる熱気と興奮の中、会場に華やかな衣装に身を包んだ安藤と山田、原田監督が姿を見せた途端、観客からは天王寺公園・てんしば中に響き渡る大歓声が鳴り響き盛り上がりは最高潮に。安藤、山田、原田監督は沿道からの歓声に応えるよう笑顔を見せて映画の舞台である大阪のファンとの交流を存分に楽しんだ。

「台本を読んで本能がやりたいと言っていた」

大勢のファンが集まったレッドカーペットを歩き終え、ステージに登壇した安藤は「こんばんは~!とても嬉しいです!大阪に来たからには楽しめたらと思います!」、山田も「めっちゃくちゃ面白い映画なので絶対に観てください!」、原田監督は「阪神タイガース優勝おめでとうございます、オリックス・バファローズもおめでとうございます!映画の中にもタイガースとバファローズが出てきますのでじっくりと観てください(笑)よろしくお願いいたします」とユーモアたっぷりの挨拶をしてイベントがスタート。

特殊詐欺グループの受け子のリーダーをしながら社会の最底辺で強く、優しく生きるネリを演じた安藤は本作の撮影を、「そこ(イベント会場の近く)で撮影してたんですよ!そこのカフェにも!戻ってきたな~って感じで嬉しいです」と撮影当時を思い出しつつ、クランクイン前は原田監督が監督の中で一番怖い、という印象を持っていたという安藤は、「台本を読んで本能がやりたいと言っていて、実際はすごい素敵な現場で本当にこの時間を経験出来て良かったです!」と笑顔で振り返った。

「ジョーのふとした瞬間の何気ないセリフを大事にした」

そのネリに執着する純粋無垢かつ無鉄砲なサイコパスで姉想いの弟・ジョーを演じた山田は、「撮影では大阪を訪れることは無かったんですけど、今日来れたことを嬉しく思っています。皆さんの熱気も凄いですね!」と感無量の様子で、『燃えよ剣』(21)以来2度目の原田組参加となることについては、「原田監督の現場って刺激的で、ピリッとする瞬間はあるけど、安藤さんと原田監督の息が合っていたので、監督がにこやかに過ごされていたんですけど、安藤さんがいなくなるシーンだとピリついてましたね(笑)」と裏話も交えながらエピソードを披露し大きな笑いを誘った。

さらに、好きな関西弁を聞かれた安藤は「こらぁー!」と巻き舌ですごむと会場もドッと盛り上がり、続けて「実際に西成に行った時にリアルに飛び交っているんだなと驚きました」と観客を笑わせていた。対して山田は「僕は『金貸して?』ですね(笑)ジョーのふとした瞬間に出る何気ないセリフを大事にしてました」とコメント。

そのようにして劇中全編に渡って関西弁で臨んだ撮影となった本作。改めて関西弁の印象を聞かれると安藤は、「超大変だった!ものすごい頑張りましたよ」と山田に振ると、山田も「今日は朝から番宣をさせていただいて、大阪出身の方からも違和感がないと褒めていただきました!」と満面の笑みで返す一幕も。そんな二人に対して原田監督は「最初にイメージしていた大阪弁のフィルムノワールみたいなものがあったんだけど、二人が演じていると音の良さがありましたね。本当に素晴らしかった。この二人がいれば俺が現場にいなくても映画が成立していたと思いましたね。無茶のことにも応えていただいたので監督冥利につきます」と大絶賛。

最後に原田監督は、「映画の面白さがいっぱい詰まってます。この二人を見れば分かるでしょ?是非劇場で!」と呼びかけ、山田も「舞台は大阪ですけど、全国どこで観てもかっこいい作品になってます。陰で生きる二人の生きざまを劇場で観てください」とメッセージを送り、安藤が「本当にこの映画は関西の皆さんのお力添えをいただきました!めっちゃ面白い作品になっています。評判も凄いです!是非皆さんに観ていただきたいので同じ雨に打たれましたし、一緒に叫んだし、皆さんも共犯者です!この映画を伝えてくれたら嬉しいです。宣伝してやー!」と関西弁で挨拶をして大盛況のうちにイベントは終了した。

『BAD LANDS バッド・ランズ』は9月29日(金)より公開

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