中須賀克行、ポールを獲得。2番手は岡本裕生でヤマハファクトリーが1-2/2023全日本ロード第7戦岡山 JSB1000予選

 9月23日、2023年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦 スーパーバイクレース in 岡山のJSB1000クラス予選が岡山県の岡山国際サーキットで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がポールポジションを獲得した。2番手は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、3番手は津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)となっている。

 今大会はシーズン中で唯一のノックアウト予選方式が採用された。全21台による35分間のQ1、トップ10のみの15分間のQ2とふたつのセッションに分かれてのタイムアタックとなった。また、今大会は1レース制のため、土曜日は予選のみの走行となっている。

 上空に雲が広がったものの、薄陽が差すドライコンディションで予選がスタート。真っ先に1分31秒台にタイムを入れたのは津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)。津田は連続アタックして1分30秒887と一気に1分30秒台に突入するが、岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が1分30秒886で逆転。それを中須賀が1分30秒539で、岡本のタイムを上回る。

 Q1セッション残り5分。岡本は1分30秒835と自身のタイムを更新するが、中須賀には届かない。

岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)/2023全日本ロード第7戦岡山 予選

 中須賀、岡本、津田の3人だけが1分30秒台でQ1が終了。ここに1分31秒台の水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)、亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、清成龍一(TOHO Racing)、作本輝介(AstemoHondaDreamSIRacing)、秋吉耕佑(MurayamaUnso.Honda Dream.K.W)の5人と、伊藤和輝(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)、名越哲平(SDG Honda Racing)を加えた10人がQ2進出となった。

 Q2でも1分30秒591と真っ先に1分30秒台にタイムを入れたのは津田。これに対して中須賀は1分30秒123と自身が持つレコードを更新してトップ浮上。中須賀はさらにアタックを継続して1分29秒969と、ついに1分30秒の壁を破った。

 中須賀はそのまま堂々のポールポジション獲得。岡本は従来のコースレコードに迫る1分30秒188をマークし、YAMAHA FACTORY RACING TEAMが予選ワン・ツーを飾る。津田は、3番手フロントロウ獲得となった。

中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/2023全日本ロード第7戦岡山 予選

■JSB1000ポールポジション 中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「今シーズンからカーボンニュートラル燃料となり、その条件で岡山を走るのは事前テストが初めてでした。その分、テストではなかなか思いどおりに走れませんでしたが、アベレージタイムはよく、ロングランもできて、いい流れでレースウイークに入ることができました」

「シリーズタイトルは結果がすべてで、結果と共についてくるものだと思っています。100パーセントで走るのが自分のスタイルだし、今回も意識せずにとにかく自分の走りに集中したいです。予選ではコースレコードも更新できたし、順調です。ただここでも岡本選手が速いので、前戦オートポリスのような接戦になると思っています。最後にきちんと勝ち切れるように戦略を立てたいです」

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