熱海富士は3敗堅持、単独首位に 最速Vなるか、4敗は4人

熱海富士(左)が寄り切りで阿炎を破る=両国国技館

 大相撲秋場所14日目(23日・両国国技館)平幕熱海富士が阿炎を寄り切り、11勝3敗で単独首位に立った。大関貴景勝は新大関豊昇龍の上手投げに屈して4敗に後退した。豊昇龍は7勝7敗。

 21歳の熱海富士は千秋楽で朝乃山に勝てば初優勝が決まる。初土俵から所要18場所は年6場所制となった1958年以降初土俵の力士で最速記録となる。敗れれば最大4人の優勝決定戦にもつれる可能性がある。

 関脇大栄翔は大関霧島を小手投げで破って10勝目。霧島は8勝6敗。関脇若元春は9勝目を挙げ、新関脇琴ノ若は勝ち越した。小結翔猿は負け越し。熱海富士を1差で追う4敗は貴景勝、大栄翔、平幕の高安、北青鵬の4人となった。

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