ヴィッセル、首位キープ C大阪に1-0完封勝ち 佐々木が決勝ゴール

神戸-C大阪 後半、先制ゴールを決める神戸の佐々木(撮影・小林良多)

 明治安田J1リーグ第28節第1日の23日、ヴィッセル神戸は本拠地のノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)でセレッソ大阪と対戦し、1-0で競り勝った。5試合ぶりの完封を飾った神戸は16勝7分け5敗の勝ち点55とし、首位の座を守った。

 チケットが完売し、2万5601人が観戦。前半、神戸はプレスからのショートカウンターでFW大迫がシュートを放つなど見せ場をつくったが、C大阪と互角の攻防が続いた。

 後半に入ると徐々に神戸ペースとなり、決勝点は14分だった。自陣のプレスから奪ったボールをDF初瀬が縦にフィード。MF佐々木が胸トラップからスピードを保ち、そのまま前進すると、ボールの弾みに合わせた左足シュートでネットを揺らした。

 神戸の次節は29日、敵地の日産スタジアム(横浜市)に乗り込み、2位横浜F・マリノスと対戦する。 【ヴィッセル神戸】川崎製鉄水島サッカー部が母体。クラブ創設後の初練習を予定した1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生した。96年に日本フットボールリーグ(JFL)2位に入り、Jリーグ昇格を決めた。成績不振に伴う経営難となった2004年、楽天を率いる三木谷浩史氏の個人資産管理会社が営業権を取得。15年に楽天グループ傘下に。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら実力者の補強を積極的に進め、20年元日にクラブ初タイトルとなる天皇杯を獲得。昨季はリーグ13位に低迷した。

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