加藤清史郎 ドラマ『最高の教師』で17回“ごめんなさい”と号泣した迫真の演技の裏話とは? 「途中から台本が…」

俳優の加藤清史郎が、9月21日(木)に放送された日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/午前9時~)のゲストが生で15の質問に答える『生Q15』コーナーに生出演。人生初のセリフやいま話題のドラマ『最高の教師』迫真の演技の裏話を明かした。

■加藤清史郎に生Q15

Q1:いまハマっていることは?

「自分で買ったマキネッタ(小型のコーヒー湯沸かし器)でコーヒーを入れて、カフェラテを飲むこと」

加藤は「キャンプを結構するんですけど、その時に使える『マキネッタ』を買って、(コーヒーを)落とすんじゃなくて上に抽出するやつなんですけど、それで飲むのが美味しくて。ちょっと水の量とか粉の量を変えるだけで味が変わっちゃうんで、いまだに自分のベストが出てないというか。もうちょっと苦い方が良いなとか、ミルクの量とか」とコーヒーの入れ方を探求していることが明らかに。

Q2:記憶に残っている最初の仕事は?

「2歳半の時の初台詞をいただいたドラマです」

この答えに対してサバンナ・高橋茂雄が「覚えてるものなんですか?」と聞くと、加藤は「宮藤官九郎さん脚本の作品だったんですけど、背中を叩くと“具がおーい”って叫ぶ男の子で。なので僕の人生初のセリフは“具が多い”なんです」と初台詞が明らかに。

Q3:子どもの頃のお小遣い 月いくらだった?

「週に歳の数だけ10円だったので、10歳の時が1週間に100円で、月400円」

Q4:人生の転機はいつ?

「留学を決意した時」

現在22歳で芸歴21年の加藤は「今のお仕事を始めた時って言おうか迷ったんですけど、生後2か月だったなと思って」とさすがに0歳の記憶はないと明かし笑いを誘った。

ロンドン留学を決意した理由を聞かれた加藤は「英語(の勉強)ももちろんですけど、(留学する前に)ミュージカルをやるようになって大好きになって本場のウエスト・エンドで見てお芝居を学びたいというきっかけで」と語った。

さらに加藤は「最初は言葉の壁に阻まれたりもしたんですけど、最終的には楽しかったです」と留学時の苦労を告白。すると山里が「心折れそうになった時はなかった?」と率直に質問。加藤は「ありますよ、もう行く時も帰る時も涙ながらに電車でポテトチップスとか食べて、もう行きたくないなって時もあったんですけど。(乗り越え方は)気合いです。“もうやるしかないなー!”っていう」と留学時の心境を明かした。

Q5:高校生の時の一番の思い出は?

「本気で向き合ったサッカーの活動と、寮生活です」

高校生活について聞かれた加藤は「日本にいる間も“なんで毎日学校にいるの?”って言われるくらい学校に行って、行事も積極的に参加していました」と仕事で忙しいにもかかわらず高校に通っていたと答えた。

ロンドンでの高校生活について加藤は「サッカー一筋でスポーツに向き合ったり、寮生活の経験はなかなかできないなって思ったので楽しかったです」と笑顔で語った。

Q6:タイムリープできるなら何がしたい?

「ロンドンに戻って高校生活をもう1回送りたいです」

Q7:自分で買った一番高いものは?

「ロードバイク」

Q8:好きな女性のタイプ3条件教えてください

「笑顔、嘘をつかない、“ありがとう”と“ごめんなさい”がちゃんと言える人」

この答えに対して山里は「この条件素敵ですね」、サバンナ・高橋は「しかも素早くこんな条件を」と称賛。

加藤は「笑顔が好きなんです。くしゃっと笑う人とか、笑った時に耳まで真っ赤にして人の目を気にせず、口そんなに開くの? ってくらい笑うとか、そういうのが素敵だなって」と好きな女性のタイプを明かした。すると山里が「この条件を満たす人に出会ったことある?」と直球な質問。加藤は「…どうでしょう?」と照れながら笑顔で答えた。

Q9:これまでの人生で一番うれしかったことは?

「阪神タイガースの今年の優勝です」

阪神タイガースの大ファンである加藤に、山里が「ファン歴はどれくらいなんですか?」と聞くと、「ファンになる前からお風呂場で父親に『六甲おろし』を歌わされてたんですよ。ですけど、ちゃんとファンになったのは8歳くらいの時なので、ファンになって15年くらい」とファン歴を明かした。

Q10:自分にいつか子どもが出来たら同じ仕事をさせたい?

「ちょっとパパになってみないとわからないです」

Q11:友達にはどんな人と言われる?

「“人生楽しんでそうだよね”って言われます」

Q12:最近涙を流したシチュエーションは?

「今朝無駄に早く起きちゃって、『最高の生徒』というドラマの最新話を見て泣きました」

Q13:特技を教えてください

「なんでも楽しもうとすること」

Q14:この人すごい!と特に思う役者さんは?

「どんな役、どんな仕事にも果敢に挑戦する人」

加藤は「自分が目標としている部分でもあるんですけど、幅の広い役者になりたい。それは役にとどまらず色んな形を含めて挑戦していきたいなって思っていて」と自身の俳優としての目標を告白。

すると、加藤が出演しているドラマ『最高の教師』の話題に。加藤は「今回の役(相楽琉偉)は“我らの芦田愛菜ちゃんをいじめてー!”みたいな声をたくさんいただいたんですけど、それすらも楽しい」と自分からかけ離れた役を演じることは難しさもあるがその挑戦を楽しめているストイックさを語った。

番組では視聴者からも質問を募集。

――(『最高の教師』の)号泣する演技はどのような気持ちを作りましたか?

このシーンは相楽琉偉(加藤清史郎)がいじめていた鵜久森叶(芦田愛菜)の遺灰の前で号泣しながら “ごめんなさい”と17回も謝るという迫真の演技が話題に。

加藤は「覚悟を決めて、(鵜久森の家の)玄関を開けた。(鵜久森の)お母さんにも初めて会う場面だったので、覚悟を決めて向き合おうとした感じです」と演じた時の気持ちが明らかに。

サバンナ・高橋は「泣いてやろうとかじゃなくて、本当にその生徒の気持ちになってるんですね」と感心すると、加藤は「もちろん号泣とは台本に書いてはあったんですけど、“ごめんなさい”も途中から台本がなくて。17回って、あんなに僕“ごめんなさい”って言ってたんだ」と驚いた様子。さらに迫真の演技に台本がなかったことに対して、山里やサバンナ・高橋から「えー!」「とんでもない役の入り方してる」と驚がく。

Q15:無人島に一つ持っていけるなら何を持っていく?

「…写真? わかんない(笑)」

15の質問を終えコーナーが終わろうとする中、MCの武田真一が「なんの写真ですか?」と滑り込みで質問すると、加藤は「ごめんなさい、これだけは本当に何も考えずに答えました」と答え笑いが起った。

写真:©entax

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