キャンプではテントを設営したり、料理をつくったり、薪を割ったり、火をおこしたりと結構作業が多いモノ。とくに1泊でキャンプをする場合は1日でやることが多く、準備だけで疲れてしまう人も・・・。そんなキャンプの準備作業を軽減してくれるアイテムが、電気エアーポンプです。今回は筆者が愛用するFLEXTAILGEARの電気エアーポンプを徹底レビューします。
コンパクト電動エアポンプのパイオニア的ブランド「フレックステイルギア」
「アウトドアで電化製品を使えば労力を減らし、より自然を楽しめる」という思いより設立された上海拠点のブランド「Flextail Technology」。
近年は大手アウトドアブランドからもコンパクトな電動エアポンプが発売されていますが、「Flextail」はコンパクト電動エアポンプの先駆けで、アマゾンでも高評価を得ているキャンパーに人気のブランドです。
パイオニア的ブランドだけあり種類が豊富なところも魅力。
筆者が持っている「MAX PUMP2 PRO」以外にも、シリーズの中で一番軽量な「Tiny Pump」、LEDライト付きの「Tiny Pump X」、マグネット付きの「Tiny Pump 2X」、モバイルバッテリーにもなる大容量の筆者が持つ「Max Pump 2 Pro」など用途によって種類が選べます。
コンパクトエアポンプの選び方
キャンプでエアマットや枕の空気入れとして、また火おこしをするときのブロワーとしても活躍するエアポンプですが、それらを選ぶときのポイントは...。
パワー
これは、主にどんな用途で使用したいのかにより変わります。
キャンプで想定される使用シチュエーションは、エアーマットやインフレータブルマット用になります。パワーがあれば、それだけ空気を入れるのが早く、簡単に作業が終わりますが、その分値段が高くなり、バッテリーが大きくなるため、基本的にパワーが強いものほど大きくなります。
筆者は、インフレータブルカヤックを持っており、それに空気を入れるときにも活用しているので、3600mAhとバッテリー容量が大きいモノを選んでいますが、キャンプ用に使用する場合は、1000mAhあるもので充分かと思います。だたし、家族が多く、エアマットなどに空気を入れるモノが多い場合は、バッテリーの容量が多く、パワーが強いモノがよいでしょう。
コンパクトさ
基本的に手のひらサイズですが、バッテリーの容量があるモノは、重さもあります。オートキャンプに使用する場合はさほど重量は気になりませんが、登山やツーリングキャンプで利用する場合はコンパクトさも重要になります。
ノズルの種類
ノズルが自分が持っているマットに合わなければ使用できません。購入前に想定する空気を入れるモノとノズルが合うか考慮しましょう。数種類のノズルが含まれているモノもあります。キャンプシーンだけでなく、夏は浮き輪や家用のプールなどにも活用できます。
空気抜きができるかできないか
空気を入れるだけでなく、空気を抜く機能を備わったモノもあり、その機能があれば、撤収のときも素早くエアベットの空気が抜けます。また、家庭では圧縮袋を真空にするときにも活用できます。
防水機能
アウトドアで使用する場合、悪天候に見舞われることも想定しなければなりません。電化製品は水に弱い傾向があるため、防水機能付きのモノを選ぶのがよいでしょう。とくに、浮き輪やカヤックなど水辺のアクティビティに使用する場合は、防水かどうかは必ず確認しましょう。
その他の機能
コンパクト電動エアポンプはバッテリーを使用しているため、それを利用して、ポータブル電源機能やライト機能付きのモノもあります。
1つで数種類の機能があると、キャンプの荷物の削減になるため、ミニマムキャンパーにはエアポンプ機能以外の機能も重要になります。
実際使用して感じた「Max Pump 2 Pro」の魅力
コンパクト電動エアポンプを購入した1番の目的は「エアーマット」の空気を入れるためでした。筆者が持つ「インフレータブルマット」は、バルブを開くと空気が自動注入されえるタイプですが、自動に空気がパンパンに入ることはなく、多少なりとも自分で空気を入れる必要があり、これが地味に労力を費やしていました。
また、枕も空気の注入が必要で、特に暑い日は口で空気をいれるだけで汗が噴き出てしまうほど。そんな労力を軽減してくれたのが、この電動ポンプです。また、空気を入れるだけでなく、火おこしをするときもブロワーになり、活躍しています。では、そんな「Max Pump 2 Pro」の魅力を紹介します。
魅力その1:パワフル
「Max Pump 2 Pro」のバッテリー容量は3600mAhとコンパクトながら大容量。
圧力モードが選べ、Highモードなら300L/分とパワフルに空気が入れられ、素早くエアーマットやインフレータブルマットに空気を注入できます。
また、我が家にはインフレータブルカヤックがありますが、それを膨らますときにも活用しています。
魅力その2:ポータブル電源になる
バッテリーの容量が大きいのでポータブル電源になり、スマートフォンの充電に使え、キャンプのときポータブル電源を持って行く必要なく、キャンプの荷物削減になっています。
魅力その3:ライトが明るい
付属のライトの明るさは最大500ルーメンと明るく、トイレに行くときはもちろん、テントで使用するときにも便利。明るさの調節も無段階に50〜500まで調節でき、用途により明るさを簡単に調節できます。
魅力その4:コンパクト
以前はエアーマット用にコールマンの電動ポンプを使用していましたが、結構大きく、かさばっていましたが、これは手のひらサイズ。充電式なので電源も必要なく、逆に小さすぎてどこに行ったか分からなくなり困ることがあります。
魅力その5:防水なので水辺でも使用可能
キャンプだけですとさほど気にならないかもしれませんが、我が家はカヤックをするときにも使用するため、防水機能はマスト。
IP55の耐水性があるため、水辺でも安心して使用しています。
ただし、ちょっと音が大きい
空気を入れるとき、Lowモードならさほど気になりませんが、Highモードを使用すると、結構モーター音がします。昼間なら問題ないですが、夜間空気を膨らます場合は、ちょっと使用ずらいことがあります。
キャンプだけでなくいろいろなシーンで活躍するギア
家族でキャンプに行く場合はとくに、エアーマットやエアーピローなど意外と空気を入れるモノは多く、その作業は地味に時間がかかり、労力が必要です。そんな作業を軽減し、ライトにも、ポータブル電源にもなるFLEXTAILGEARのタイニー電動ポンプはひとつあると重宝します。
ライト付きのモノは災害などいざというときにも活躍。軽量なのでカバンの中にひとつ入れて置けばポータブル電源にもなり、日常でも便利ですよ。