<記者の視点>知事公邸、決まらぬ活用策 札幌市と連携、文化拠点に 報道センター・工藤雄高

 鈴木直道知事が現在の建物の廃止を表明している札幌市中央区の知事公邸(北1西15)一帯の活用策が、なかなか決まらない。空き家状態となってもうすぐ4年。近隣にある道立近代美術館の更新とも密接にかかわる大事業であり、前に進めるには知事の決断とリーダーシップが欠かせない。緑豊かな都心の好立地を生かし、札幌市とも連携して世界に誇れる文化芸術の発信拠点を整備してほしい。

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