無職のギャンブル好き男が“透視能力”を手に入れたら?ウェス・アンダーソン監督×カンバーバッチが初タッグ『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

Netflix映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

ウェス・アンダーソン監督(『グランド・ブダペスト・ホテル』『アステロイド・シティ』)が、ベネディクト・カンバーバッチ(『ドクター・ストレンジ』『アベンジャーズ/エンドゲーム』)と初タッグを組んで贈る、奇妙でステキな物語『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』が、9月27日(水)よりNetflixにて全世界独占配信される。

このたび、「ヴェネツィア国際映画祭」でも絶賛された本作より、“ウェスワールド”が炸裂し、カンバーバッチ、レイフ・ファインズ、ベン・キングズレー、デヴ・パテルら名優が出揃った日本版予告編と、US版キービジュアルが解禁となった。

ウェス監督×カンバーバッチが初タッグ

カンバーバッチ演じる大金持ちで無職でギャンブル好きな男が、ある日“透視”というチート能力を得て、カジノで荒稼ぎ。しかし、彼にはどこか思うところがあったようで…?

「アカデミー賞」4部門受賞の『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)や『犬ヶ島』(18)、最新作『アステロイド・シティ』(23)で知られるウェス・アンダーソン監督。世界観、構図、台詞、ユーモア…他のどの映画監督とも一切被ることのない、圧倒的“超”個性を常に爆発させる奇才中の奇才だ。

そんな“ウェスワールド”は、世界中そして日本でも熱狂的なファンを生み、映画に留まらず、アートやファッションの分野にも影響を拡大し続けている。そんな彼が、「チャーリーとチョコレート工場」で知られる作家ロアルド・ダールの短編小説「奇才ヘンリー・シュガーの物語」を映像化。ウェス監督によるダールの小説の映像化は、ストップモーション・アニメーション映画『ファンタスティック Mr.FOX』(09)に続く、2度目となる。

無職のギャンブル好き男が、透視能力を手に入れたら?

予告編では、全編にわたって“ウェスワールド”が炸裂した美しき映像世界が映し出されている。主人公は、大金持ちで独身、これまで働いたことのない、ギャンブルが大好きな男ヘンリー・シュガー。ある時、“目を使わずにモノを見る”ことができるという導師の存在を本で知った彼は、その力をギャンブルでイカサマをするために利用しようと計画する。

すったもんだがありながらも透視の力を身に付けたヘンリーは、「今や容易に稼げる、世界中の誰よりも」と舞い上がり、あらゆるカジノでボロ儲けをしていく。しかしなぜか、考え込むような表情を見せたり、大量の札束を投げ捨てる姿も…。映像のラストで語られる言葉は、「彼が世界のため何をしたか知るべきだ」——果たして、ヘンテコな男ヘンリーはこのチート能力を使って、何を起こすのか?彼に待ち受ける運命は?

「第80回ヴェネツィア国際映画祭」でプレミア上映され、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」でも批評家スコアが95%(9/20時点)を記録するほど大絶賛を集めている本作。海外メディアも賞賛しており、「アンダーソン監督のこれまでの作品の中で、最も視覚的に独創的(IndieWire)」「楽しい短編映画だ。現在活躍している監督の中で、ウェス・アンダーソンほど、そのスタイルがより際立っていて、影響力のある監督がいるだろうか?(VARIETY)」と評している。

ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)で知られるカンバーバッチに加え、『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出演し、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役、『シンドラーのリスト』(93)、『007 スカイフォール』(12)の名優レイフ・ファインズも出演。さらに、透視能力の導師役には、『シンドラーのリスト』、『ジャングル・ブック』(16)などに出演し、“ナイト”の称号を持つレジェンドベン・キングズレー、『ホテル・ムンバイ』(18)のデヴ・パテルも加わり、実力者勢揃いで贈るウェス・アンダーソンの“新世界”を堪能したい。

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