他人と比較しても意味なし

「みんなこんなに頑張っているのに自分は……」ツイッターなどのＳＮＳでは、月曜断食や週１夜断食に取り組んでいる方々が、今日の成果を報告したり違いを励ましあったりしています。こういったツールは、自分もうまくいっているときには励みになりますが、足踏み状態が続いたりネガティブなマインドになっているときは、みんなと自分を比べてしまう傾向にあります。

前の２項目とも通ずることですが、思うように体重や体脂肪率が減らずに落ち込んだり、ルールを守れなかったときなどに思い出してほしいのは、以前の自分と比べて今の自分がどうであるか、という視点です。

しかし、みんなと比較する必要はありません。一人ひとり、元の体重も体質も違えば、取り巻く環境も異なります。だんだん血液検査の数値が上がってきたから今のうちから予防的にと思って取り組んでいる人と、もう病気の診断がつきそうだという人とでは、取り組む際の真剣度に差があって当然です。

ですから、比較したいなら、過去の自分と比べましょう。週１夜断食に取り組む前と今とで、自分がどう変わったのか。そこを基準にすると、落ち込むこともなくなるはずです。以前の自分なら迷わず味の濃い料理を選んでいたな。今、料理をしている自分を見たらあの頃の自分は驚くだろうな。この１週間で減ったのは１００ｇかもしれないけど、１カ月前と比べたらもう３kgも減ってるじゃん！きっと、自分を褒める言葉ばかりが並ぶと思いますし、それが続けていくモチベーションになってくれるはずです。

出典：『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢

【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著：関口賢

若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。