プロから学ぶ「乗り方」のコツ さいたまで自転車教室、児童ら40人が参加 1時間ほどの練習で上達実感

さいたまディレーブの選手から自転車の乗り方を学ぶ児童たち=埼玉県さいたま市中央区役所

 自転車ロードレース「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」を主催するさいたまスポーツコミッションの自転車教室が16日、埼玉県さいたま市中央区役所で開かれた。児童ら約40人が参加し、プロ選手らから乗り方を学んだ。

 同教室は今年度、市内で開催する10回のうちの一つに該当する。毎回抽選になる人気の催事だという。

 この日は、市内本拠地の自転車ロードレースプロチーム「さいたまディレーブ」の持留叶汰郎選手らが指導。協賛社の埼玉トヨペットもスタッフの一員として参画した。

 児童らは、体に適したサイズの自転車にまたがり、ヘルメットや肘当てを装備。最初は、ペダルなしでバランス感覚を体感した。その後、ペダルを着けて、右足はペダルに乗せたまま、左足は地面を蹴って前に進み、速度に慣れるコツを習得。最後には、左足もペダルでこぎ、スタッフの補助を受けながら約1時間ほどで自走できる児童らが多く見られた。

 同市南区の女児(6)は「楽しかった」と笑顔。母親は「全然乗れなかったので上達してよかった」とうれしそう。持留選手は「親御さんも今日の練習のやり方を普段から実践してほしい」と呼びかけた。

 会場にはトヨタ自動車の「シエンタ」も展示され、ミニカーなどが当たる抽選会でにぎわった。埼玉トヨペット販売促進課の遠山ちひろさんは「弊社の認知度向上と地域貢献活動につなげたい」と話していた。

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