ア大会、eスポーツで競技開始 正式採用、五輪実施も視野

杭州アジア大会で初めて正式競技となり、スタートした「eスポーツ」=24日、中国・杭州(共同)

 【杭州共同】杭州アジア大会で、コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」が初めて正式競技となり、24日に熱戦がスタートした。五輪での採用も議論されている新たな領域は、今回7部門を実施。格闘ゲーム「ストリートファイター5」など3部門にエントリーしている日本勢は、25日から登場する。

 依存症への懸念や、スポーツかどうかとの議論は尽きないが、関係者の期待は大きい。チームで相手陣地を攻略するゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」部門に出場する高井大(30)=FENNEL=は「熱い試合を見せて、面白さを知ってもらいたい」と意気込む。日本eスポーツ連合は「国際総合大会で実施されれば認知度も上がり、国民の理解も深まる。社会的地位向上へ、大きな意義がある」と訴える。

 eスポーツは若者への訴求力が高く、市場規模も大きいことから、スポーツ界では取り込みを図る動きが進む。アジア大会では、2018年の前回大会で公開競技として実施された。

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