大相撲9月場所 新十両・大の里の取組を応援  糸魚川市能生事務所がパブリックビューイング  海洋高出身で地元住民ら

 大相撲9月場所千秋楽の24日、糸魚川市では新十両の大の里の十両優勝がかかった取組を応援しようと、同市の能生生涯学習センター1階エントランスでパブリックビューイングが行われた。

十両優勝祈願」を掲げて大の里を応援するパブリックビューイング会場

 地元海洋高出身の大の里の一番に期待を込めて地域住民ら約60人が来場。同校の相撲部員や寮生らも集まり、先輩へ声援を送った。中継の画面に向かって「頑張れよ」と声がかかり、勝負の行方を固唾(かたず)をのんで見守った。
 狼雅(二子山)との取組はすくい投げで敗れ、会場からは「あー」と落胆の声が漏れた。それでも12勝3敗という今場所の好成績をねぎらい、来場所に期待を寄せて大きな拍手が送られた。
 糸魚川市スポーツ協会の清水博会長(75)は「優勝すれば一番良かったと思うけど、勝ち越しの素晴らしい成績を残した。海洋高と『相撲のまち糸魚川』を全国に知ってもらえた」と喜び、「まちの人たちの応援したい熱い気持ちが感じられた」と話した。
 パブリックビューイングは市能生事務所が急きょ開設。職員がモニターを設置し、応援用のうちわなどを用意して観戦者を迎えた。

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