緑あふれる空間 自然広場オープン 真庭市 蒜山のスポーツ公園に整備

跳びはねて遊べる遊具などがお目見えした風のパレットHIRUZEN

 真庭市が蒜山高原スポーツ公園(同市蒜山上長田)内に整備を進めていた蒜山高原自然広場(愛称・風のパレットHIRUZEN)が24日、全面オープンした。緑あふれる空間にクロスカントリーコースや屋外遊具などを配し、大人から子どもまでが健康的に過ごせる施設となっている。

 完成記念式で、太田昇市長が「多くの方が楽しみ、自然環境やサステナブル(持続可能)について考えるきっかけになれば」とあいさつ。来年5月に岡山県内で開かれる「第74回全国植樹祭」のPRも兼ね、地元児童らとイチョウやクロモジ、カエデなどの樹木計21本を植えて祝った。

 親子連れらが早速、ゴムのような弾性で跳びはねられる遊具で遊んだり、蒜山三座を眺めながら休憩施設に置かれた“高原ピアノ”を弾いたりと、思い思いに過ごした。同市立八束小4年の児童(10)は「友達といろんな遊びができて楽しい」と笑顔だった。

 同広場は公園内の旧ミニゴルフ場跡地(約9ヘクタール)に総事業費約3億1千万円で整備。外周に1500メートルのクロスカントリーコースを巡らせ、バーベキューテラスやドッグランなどもある。入園無料で午前9時~午後5時(水曜休園)。冬季の12~3月は閉鎖する。

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