福原さん(広島) 初の総合優勝 倉敷で4年ぶり下津井節全国大会

総合優勝に輝いた福原さん

 岡山県を代表する民謡・下津井節の歌い手日本一を決める第35回下津井節全国大会(山陽新聞社などでつくるせんい児島瀬戸大橋まつり振興会、下津井節振興会主催)が24日、倉敷市児島味野の児島市民交流センター・ジーンズホールで開かれ、福原由美さん(53)=広島市=が初めての総合優勝に輝いた。

 新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。高年、青壮年、舟唄調、少年少女の4部門に岡山、香川、兵庫県などから59人が出場し、港町・下津井をイメージした北前船や常夜灯が飾り付けられたステージで自慢の歌声と節回しを披露した。日本民謡協会の梅若梅朝理事ら5人が審査し、少年少女を除く3部門の上位者計11人による決勝大会で栄冠を競った。

 民謡歴約20年という福原さんは「風光明媚(めいび)な瀬戸内の情景を思い浮かべながら歌った。これからも歌い続け、多くの人に聞いてもらいたい」と話した。

 他の上位は次の皆さん。(敬称略)

 高年 (1)竹田眞理子(兵庫県)(2)宮原義文(倉敷市)(3)佐々木千保(三重県)▽青壮年 (1)福原由美(2)板野佳緒(岡山市)(3)岡部美幸(兵庫県)▽舟唄調 (1)石田陽子(兵庫県)(2)福原由美(3)竹田眞理子▽少年少女 (1)甲斐心琉(倉敷市)(2)遠山紗蘭(愛知県)(3)遠山怜央(同)

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