【神戸新聞杯】川田「勝ち切れたのは春からの成長分」サトノグランツが重賞2勝目

9月24日、阪神競馬場で行われた菊花賞トライアルG2・神戸新聞杯は、サトノグランツが混戦の中から抜け出しての快勝。ライバルを捩じ伏せるように馬群の中から抜け出した。

神戸新聞杯、勝利ジョッキーコメント
1着 サトノグランツ
川田将雅騎手
「返し馬はとても良い雰囲気で成長を感じる返し馬が出来たので、そこから競馬をどうして行こうかというところで、こういう競馬を組み立ててきました。表に出せるほど極端に変化したわけではないですけど、乗っている感触としては良い雰囲気で良い成長を遂げたなという感じでした。前を追いかけながら何とかついて行けるようにというところで、我慢をしたというよりついて行くのに必死でしたね。上がりもこれだけ速い中、一生懸命走り続けて何とか追いついたというところです。これだけ全体時計が速い中でも、そういう競馬を得意ではないはずなんですけど、それをこうやって勝ち切れたのは春からの成長分だと思います。一戦ごとに背中は良くなってきていますし、夏を越して良くなる中で、今回神戸新聞杯をこういう勝ち方も出来ましたので、まだまだこれからも成長していってくれる馬だと感じています。順調にここまで来られていますので、この後も無事に本番を迎えることが出来ればという思いです」

レース結果、詳細は下記のとおり。

24日、阪神競馬場で行われた11R・神戸新聞杯(G2・3歳オープン・牡牝・芝2400m)は、川田将雅騎乗の3番人気、サトノグランツ(牡3・栗東・友道康夫)が勝利した。アタマ差の2着に10番人気のサヴォーナ(牡3・栗東・中竹和也)、3着に2番人気のファントムシーフ(牡3・栗東・西村真幸)が入った。勝ちタイムは2:23.5のレコードタイム(良)。

1番人気で松山弘平騎乗、ハーツコンチェルト(牡3・美浦・武井亮)は、5着敗退。

1着〜3着馬には菊花賞の優先出走権

ゴール前の大混戦からサトノグランツが力強く抜け出し、日本ダービー11着以来の復帰戦を快勝、重賞2勝目をマークした。このレースでは川田将雅騎手を背に3番人気に支持されて、レースでは中団馬群の中から上手く馬群をさばいて差し切った。このレースの1着〜3着馬には菊花賞(10月22日・京都)への優先出走権が与えられる。

サトノグランツ 7戦4勝
(牡3・栗東・友道康夫)
父:サトノダイヤモンド
母:チェリーコレクト
母父:Oratorio
馬主:里見治
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 サトノグランツ 川田将雅
2着 サヴォーナ 池添謙一
3着 ファントムシーフ 武豊
4着 ロードデルレイ 坂井瑠星
5着 ハーツコンチェルト 松山弘平
6着 スマートファントム 岩田望来
7着 ショウナンバシット M.デムーロ
8着 マイネルラウレア 横山武史
9着 サスツルギ 北村宏司
10着 シーズンリッチ 角田大河
11着 ナイトインロンドン 和田竜二
12着 バールデュヴァン 古川吉洋
13着 ビキニボーイ 松若風馬

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