インテルがディマルコのゴラッソでリーグ戦5連勝! フラッテージが移籍後初先発【セリエA】

[写真:Getty Images]

インテルは24日、セリエA第5節でエンポリとのアウェイ戦に臨み、0-1で勝利した。

前節ミランとのミラノ・ダービーを制し、開幕4連勝とした首位・インテル(勝ち点12)は、20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)初戦でレアル・ソシエダと対戦。終盤にラウタロ・マルティネスのゴールで追いつき、1-1のドローで終えていた。

そのソシエダ戦からはスタメンを6選手変更。テュラム、チャルハノール、ディマルコらが先発に復帰し、フラッテージは移籍後初のスタメン入りを果たした。

5連敗スタートでアンドレアッツォーリ新監督を迎えた最下位・エンポリに対し、インテルは立ち上がりから主導権を握る。キックオフ直後に左サイドを崩すと最後はチャルハノールがシュート。その数分後には、右サイドからフラッテージのシュートに繋がったが、どちらも枠を捉えなかった。

その後も押し込むインテルだが、ゴールを奪うことができず徐々にエンポリにボール保持を許す。35分には左CKを獲得し、ショートコーナーからテュラムがヘディングでネットを揺らすが、オフサイドの判定によりノーゴールとなった。

40分には、チャルハノールから右ポケットにスルーパスが通り、フラッテージがクロスを試みるが、飛び出したGKベリシャが阻止。こぼれ球を押し込もうとラウタロ・マルティネスが反応したが、すぐにベリシャが体勢を立て直しボールを抑えた。

0-0で迎えた後半はエンポリFWシュペンディのシュートで幕を開け、インテルは少しヒヤッとさせられる。

それでも51分、先制ゴールを奪ったのはインテル。左CKからのクロスが相手にクリアされると、ボックス手前左で構えていたディマルコが左足を一閃。このシュートがゴール右上に突き刺さり、ようやくリードを奪った。

エンポリも65分にチャンスを迎える。バルダンツィが中盤でムヒタリアンからボールを奪うとドリブルで前進。追いかけたバストーニはファウル覚悟で止め、イエローカードを受ける。ボックス手前で得たFKのキッカーはラノッキアが務め、ゴール右を狙ったシュートが枠を捉えたが、ここはGKゾマーがきっちりとセーブした。

追加点を奪いたいインテルは、72分にアルナウトビッチやバレッラを投入。その後の78分には、ボックス手間左でボールを収めたテュラムが、カットイン気味に中へ切り替えしてから右足を振ったが、シュートは惜しくも枠の右に外れた。

まだ勝ち点を奪える可能性があるエンポリは、終盤にセットプレーからバルダンツィがシュートまで持ち込むが、ここはシュートブロックに遭う。後半アディショナルタイムにもホームの声援を受けるエンポリが猛攻を仕掛けたが、結局試合は0-1で終了。23本のシュートを放ちながら1得点に終わるという課題も見えたインテルだが、下位チームからきっちりと勝ち点「3」を奪い、リーグ戦5連勝とした。

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