中国恒大、債券発行困難 当局調査で、再建支障も

中国恒大集団のロゴ=2021年(ロイター=共同)

 【北京共同】経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団は24日、子会社の恒大地産集団が当局による調査を受けているため「新規債券発行の適格基準を満たしていない」とする声明を発表した。新たな債券の発行ができなければ、再建に向けた債務再編案の実行に支障を来す可能性がある。

 恒大地産は8月、情報開示に絡んで違反があったとして中国証券監督管理委員会から調査を受けていると発表していた。

 恒大は3月に債務再編案を公表。発行済みの債券を新たな債券や関連会社の株式に転換する方針を示していた。

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