【マレーシア】熱帯二次林の形成時期を特定、岡山大など[農水]

岡山大学などはこのほど、東南アジアで焼き畑や山火事などによって森林が消失した後、そこから再生した熱帯二次林の年齢(形成時期)を高い精度で特定する技術を開発したと発表した。

岡山大学、高知大学、国際農林水産業研究センター、総合地球環境学研究所、マレーシアのサラワク森林局、マレーシア・プトラ大学(UPM)、マレーシア・サラワク大学、三重大学による共同で研究、開発を推進。マレーシアの熱帯二次林の樹木の木材に含まれる放射性炭素同位体を調べ、樹齢を推定することで熱帯二次林の形成時期を高精度に特定できることを明らかにした。

この技術の活用で、熱帯二次林の炭素蓄積量や生物多様性などの評価が進み、適切な森林保全や管理技術の確立につながることが期待されている。

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