【佐賀・鳥栖大賞】アラジンバローズが地方転籍後、重賞初制覇…下原「強い馬多いでした」

24日、佐賀競馬場で行われた6R・鳥栖大賞(3歳上・ダ2000m)は、下原理騎乗の1番人気、アラジンバローズ(せん6・兵庫・新子雅司)が快勝した。1馬身差の2着にデュープロセス(牡7・大井・福永敏)、3着に2番人気のヒストリーメイカー(牡9・佐賀・手島勝利)が入った。勝ちタイムは2:07.9(重)。

ミスカゴシマがスタートで先手を奪うと、ネオシエル、アラジンバローズ、ヒストリーメイカー、デュープロセスなどが先団を形成。2周目に入りペースが上がると、向正面でアラジンバローズが抜け出しを図り、外からデュープロセスが差を詰めようと猛追し最終コーナーへ。最後の直線はアラジンバローズとデュープロセスの一騎打ちとなったが、最後はアラジンバローズが抜け出し、2分07秒9のタイムで勝利。1馬身差の2着にデュープロセス、さらに大差の3着にヒストリーメイカーが入線した。勝利したアラジンバローズは、中央からの移籍初戦を重賞初勝利で飾った。地元馬はヒストリーメイカーの3着が最先着となった。

地方重賞初制覇

1着 アラジンバローズ
下原理騎手
「今日は何もかもが初めての馬だったので、その辺が上手く乗れるかという不安でしたけど、結果強い馬でした。返し馬での乗り味は抜群だなと思って、あとはここの深い馬場と距離がどのくらいもつかなという気持ちで乗っていました。(レースは)折り合い重視で、馬なりで出て行って、前が取れたらラッキーかなという気持ちででした。先頭に立つの早いなと思ってたんですけど、後ろが来ていたので、あとは内から来るか、外から来るかというのだけ注意していました」

アラジンバローズ 14戦5勝
(せん6・兵庫・新子雅司)
父:ハーツクライ
母:シークレットアセット
母父:Awesome Again
馬主:猪熊広次
生産者:下河辺牧場

【全着順】
1着 アラジンバローズ 下原理
2着 デュープロセス 吉村智洋
3着 ヒストリーメイカー 山口勲
4着 ビートザウイングス 出水拓人
5着 ブレイブアモーレ 石川慎将
6着 ドゥラリュール 飛田愛斗
7着 ミスカゴシマ 金山昇馬
8着 スピネル 川島拓
9着 クレールアドレ 松本剛志
10着 ハナウタマジリ 藤原幹生
11着 ネオシエル 山田義貴

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