80代男性がSNSで知り合った女性から投資話持ちかけられ… 32歳コンビニ店長が「詐欺」と直感、被害防ぐ

署長感謝状を受け取るセブン-イレブン丹波市辺南店の大西元さん=丹波市柏原町柏原、丹波署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、兵庫県警丹波署はセブン-イレブン丹波市辺南店(丹波市氷上町市辺)の店長、大西元(つかさ)さん(32)=丹波市=に署長感謝状を贈った。

 8月22日正午ごろ、「アップルカード15万円分あるか」と電話があり、約1時間半後に市内在住の80代の男性が来店。対応した大西さんは、男性の様子などから詐欺を直感し、すぐに110番通報したという。

 同署によると、男性は交流サイト(SNS)で知り合った女性から投資話を持ちかけられ、「口座を開設したら1100万円振り込む。初期費用として15万円送ってほしい」と頼まれていたという。

 9月13日に感謝状の贈呈式があり、大西さんは「男性が詐欺被害に遭わなくてよかった。従業員と協力して、これからも取り組んでいきたい」と話した。 (伊藤颯真)

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