子どもたち、相撲楽しむ 茨城・利根

子どもたちが楽しんだ金刀比羅神社の奉納相撲大会=利根町布川

茨城県利根町の金刀比羅神社の氏子中が主催する子ども奉納相撲大会が24日、同町布川の役場近くで開かれ、0歳から小学6年生までの約50人が秋空の下、相撲を楽しんだ。

同神社の奉納相撲は1795年から始まったとされ、当時は力士を呼んで盛大に行われた。町にゆかりの俳人・小林一茶も「べったりと 人のなる木や 宮角力(みやずもう)」とにぎわいを詠んだことでも知られる。戦後は、子どもが参加する相撲大会として復活し、毎年9月23日に行っている。今年は雨天順延で24日の開催となった。

会場には特設の土俵がつくられ、子どもたちは年齢に分かれて対戦。ズボンの上から白いまわしを締め、土俵の外に押し出したり、まわしを取って倒したりしていた。小さな子は親に抱かれて対戦し、集まった観客は声援を送っていた。

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