巨大カボチャ集合 茨城・常陸大宮でコンテスト

ズラリと並んだ巨大なお化けカボチャ=常陸大宮市小舟

収穫したカボチャの重量などを競う「お化けカボチャコンテスト」が24日、茨城県常陸大宮市小舟の緒川物産センター・かざぐるまで開かれた。生産農家による約350個の巨大カボチャとハロウィーンカボチャが出品され、最重量は71.9キロだった。

同所に農産物を出荷する生産者でつくる「かざぐるま出荷会」(栗田隆志会長、会員25人)が毎年開催し、今年で15回目。巨大カボチャの品種は、食用より大きく育つ「アトランティック・ジャイアント」と「ギネスポンキン」だが、今年は猛暑と水不足が続いた上、収穫期の9月の大雨の影響が出て、農家は出品に苦労したという。

重量部門で優勝した同市小瀬沢の大串昇一さん(78)は「極端な悪条件だったが、雑草対策を施して上出来だった。今後の励みになる」と喜んだ。並んだカボチャの一部は、コンテストに協力する夢の島熱帯植物館(東京都江東区)の前庭や大船フラワーセンター(神奈川県鎌倉市)に展示される。

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