脱フロンの挑戦をドラマ化 「企業努力を分かりやすく」 味の素冷凍食品

味の素冷凍食品は、国内工場における脱フロンへの挑戦を描いたドラマ「青空との約束~味の素冷凍食品の果てなき挑戦~」を制作し、BSよしもとで9月10、17日の2回にわたり放送した。これを記念したトークイベントを開き、寺本博之社長は「よく20年前に脱フロンという大きな決断をしてくれたと思う。当社の従業員がやってきたことをリアリティのある演技で忠実に再現してもらえた」などと語った。

同社は23年から吉本興業ホールディングスとの取り組みを開始。独自価値に掲げる「おいしさ№1」「楽しさ」「健康・栄養」「環境への配慮」を分かりやすく伝えるため、よしもと芸人とのYouTubeコラボコンテンツやイベントを積極的に展開している。

ドラマの主演は南海キャンディーズの山崎静代さん(しずちゃん)。人生初のギョーザ作りに挑む新婚妻の奮闘を描いた「ホームドラマ」と、同社がフロンガスを使わないフリーザー(冷凍装置)を工場に取り入れるため奔走した20年の歴史を描いた「企業ドラマ」を二重で楽しめる内容。

一方、よしもと芸人とのコラボコンテンツについて、寺本社長は「脱フロンやサステナビリティなどの話題は日ごろの生活とは距離があり、理屈っぽくて伝わりにくい部分がある。当社の企業努力を分かりやすく、子どもが見ても理解できるコンテンツに仕上げていただいている」とコメント。

しずちゃんは「このような企業努力があることを知らなかった。目先の利益だけでなく、その先の笑顔を見ている素晴らしい会社だと思った」などと話した。

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